コロ助のそで / 2週間ぶりのみはしのあんみつ

 

 

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アジサイが咲きだしている。

こういうわさわさ咲くボリューム感のある花が好きなので、見かけるたびに「あら、いいですね」となる。色も好き。

アジサイの色といえば「アジサイの下に死体を埋めると土壌がアルカリ性になって、花びらがピンクに色づくので犯行がバレます」っていうやつを思い出す。毎年言っちゃう。でも元ネタはまったく思い出せない。金田一

 

そんなわけで、アジサイが咲き始めたなぁと思っていたら、いつの間にか梅雨入りしていた。

この時季の服装は難しい。朝の通勤時は薄い長袖でちょうどいい。日中は外を歩き回ってると暑いので半袖がいい。オフィスはエアコンの真下の席でいつも凍えているので厚手の長袖がほしい。帰宅時も電車が寒いので長袖、駅から家まで歩くと暑くなってくるので半袖になりたい。

袖がいくつあっても足りない状態だ。いや、袖だけいくつあっても困るか。

伸縮自在の、たとえばホースで出来た袖だったら便利だろうか。コロ助の腕みたいでかわいいかもしれない。かわいくて便利、一石二鳥だな。

 

 

 

  

 

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ほぼ毎週みはしのあんみつを食べている。いつまで経っても飽きないので、たまに怖っ! となる時がある。そんな食べ物ってあんまりなくないですか?

私の脳を解析して好みとぴったり合致する食べ物を作り出したとしか思えない。こわい。

あれ、違うか、向こうが先か。私が生まれるより何十年も昔からある甘味処なのだから、私の脳のほうがみはしのあんみつとぴったり合致するように作られたのかもしれない。え、どういうことなの。ますます怖くなってきた。

 

 

 

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今週末は鼻息をフンフン鳴らしながらみはしへあんみつを食べにいった。先週、珍しくあんみつを食べる機会を逃したので、理論的には通常の2倍の欲求が溜まっている計算だ。

注文する時もトッピングに力が入ってしまった。ソフトクリームにアイスを乗せると途端に火山島みたいな迫力が出る。これは通常の2倍もの欲求が溜まっているので避けられない現象だ。

 

テーブルにあんみつが運ばれてきた。そうしたら、目の前に置かれたはずのあんみつが、気がつくと空になっていた。着丼するや否や味わうことなくたいらげてしまったのだ。

勢いがつきすぎた。これではじっくり味わえないという意味でもったいない。あんみつを楽しむには、やはり週1ペースでコンスタントにみはしへ足を運ばないといけないのだ。たぶん私の体はもうそういう風になっている。

衝動のままにシルク・ドゥ・ソレイユのサーカスを観た話

 

 

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2018年2月、グレイテスト・ショーマンという映画を観に行った。

サーカスをテーマにしたミュージカル映画だ。

ふだん映画はあまり見ないし疎いのだけど、この映画は、この映画だけは! 最高すぎて4回観た。こんなこと初めて。

ストーリーも最高だったけど、私は踊っている団体を見るとすぐに感極まってしまうので大変だった。

もう、もう情熱的に踊らないでくれ……! とオイオイ泣きながら4回観た。

 

一緒に映画を観た彼も同じく大興奮で、2人ともそれからずっとサーカスのことで頭がいっぱいになった。

これはもう実際のサーカスを観に行くしかないね!

 

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ということでサーカスに来た。

はじめてのサーカス、そして壮大な雰囲気を全身で感じたかったので、誰もが知る大手のサーカスを選んだ。

シルク・ドゥ・ソレイユ、それのキュリオスという公演だ。

 

 

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テントに続々とお客さんが吸い込まれていく。大盛況だ。

 

テントに入ると、その広さに圧倒されてしまった。

外観はテントなのに中は立派な劇場になっている。

なんだこれ、混乱する。ドキドキしてきた。

 

私たちの席は後ろのほう、ステージを少し見下ろすような位置だった。

ステージからは遠いが、全体を見回せたので悪くないポジションだったと思う。

 

 

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公演開始まであと20分。ステージのつくりや装置などをまじまじと見る。

ステージの中央に滑り台もしくは吊り橋のような感じで足場がかかっていた。(写真の白く塗ったところに足場がかかってるイメージ)

 

隣の彼と「あの足場がこんな用途だったらイヤだ」という大喜利をしていたら 、劇場のスタッフさんに声をかけられた。

「あの吊り橋、渡ってみませんか?」

いいんですか?! 私たち大喜利とかしてたのに?!

 

スタッフさんに案内され、舞台裏から吊り橋へ。

貴重な舞台裏を見れるチャンスだったのに、舞い上がってほとんど記憶がない。

暗闇を照らす光るカラーコーンしか覚えてない。

 

吊り橋は工事現場の足場で見かけるような簡易的な金属の板で出来ていた。

ワイヤーで吊り下がっているので、足をかけるとぐらぐら揺れる。不安定で思ったより怖い。

 

舞台裏からステージ方面へ数メートル進むと絶景が待っていた。

スポットライトに当てられながら、ステージの上から客席を見渡した。

まるで自分が世界の主役になったみたいだった。

こんな景色、一生見れないだろう。

いつまでも自分だけの世界を味わっていたかったが、後ろから別のお客さんが吊り橋を渡ってくるので、足を進めなければいけない。

ああ、この溢れそうな思いをどうにかしたい。誰かに言いたい。

そうだ、彼がいるじゃないか。私の前を歩く彼も感動で胸をいっぱいにしているはずだ。

 

 

 

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彼の歩きが早すぎてまったく追いつけなかった。

感動の吊り橋をそのスピード感で渡る?!

 

 

吊り橋を渡り終え、着席してすぐに聞いた。

渡るの速すぎない? と。

 

「えっ、いや、トイレに行きたくて……ちょっとトイレ行ってくる」

彼はそう言うと、吊り橋を渡った時と同じ速度で去っていった。

トイレのスピードだった。確かにあのスピード感はトイレへ急ぐ人と同じだった。なるほどな、と妙に納得してしまった。

 

 

 

テント内が暗くなり、公演が始まった。

サーカスといってもストーリーがあるようだ。

博士やロボットがああでもないこうでもないと近未来っぽい装置や古めかしい骨董品をいじくると、不思議でかわいいキャラクターたちが現れた。

 

メルヘンな世界観に引き込まれながら、私はあることに気がついた。

 

 

 

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寝てる……

隣で彼が頭をうつらうつらさせているじゃないか。

やばい、早く導入パート終わってくれ。

すぐにでもサーカスを始めないと、隣で熟睡が始まってしまうぞ!

 

  

 

youtu.be

 

オープニングが始まった!

大勢で息を合わせる感じが完全にグレイテストショーマンで泣いちゃいそうになった。

もちろん隣の彼も起きた。よかった。

 

 

 

youtu.be

続いてはこちら。

マッチョな男の人が、女の人をぶんぶん回している。すごすぎる。目が離せない。

 

ここで私はあることに気がついた。

 

 

 

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え……寝てる?

うそ、このタイミングで? 入眠時に体がびくってなるやつを今?

 

彼の様子をしばらくうかがっていたら、いきなり目をかっと開けてステージに注目しだした。

 

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俺は一切寝てなどいないフェイス。

うそでしょ。私は驚いて尋ねた。

ねぇ、さっき寝てなかった?

 

 

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「えっ、ずっと起きてたけど」

そう……? 体がびくってなるやつでイス揺れてたけど……?

「めちゃくちゃ起きてたよ」

そっか、そうだよね。

 

 

そんなやりとりをしている間も、演目は続いていく。

 

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人間がありえない形になったり、すごい速さでピラミッドを作ったり、軟体人間が自由自裁にうごめく演目だ。

派手な動きはないが、不気味でミステリアスな雰囲気がまた良い。

 

そしてまたしても私は気づいてしまった。

 

 

 

 

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寝てる……

ここでさらに気がついた。

寝ているのに顔の方向がちゃんとパフォーマーのほうを向いている……

 

 

 

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じゃあもしかして、今やってる巨大なトランポリンで天井付近まで人が飛び上がる演目の時は……

 

 

  

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上だ! ちゃんと上を見ながら、でも寝てる!

 

 

 

 

youtu.be

 

じゃあこれは?!

 

 

 

 

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やっぱりだー!

まるで自らがスポットライトを浴びているかのように!

もはやこれはスリープという演目だー!

 

ステージの演目と、隣の演目を交互に見るので大変だった。



 

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あと10回中3回はこの顔をしてて怖かった。

観てたの? あれどういう感情だったの?

 

  

 

 

 

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キュリオス、とてもおもしろかった。

人間離れしたパフォーマンスの連続で大満足だ。

どの演目もよかったけど、私はオープニングで大勢がわちゃわちゃしてるやつが好きだった。

今度、彼にもどの演目が好きだったか聞いてみたいと思う。

 

 

動物を心ゆくまで触りたいならここに行ったほうがいい

 

ある朝、急に動物を触りたくなった。特に毛がふさふさしたやつを触りまくりたい。

すぐにインターネットで動物園を検索した。

しばらく色々なサイトをハシゴして、ひとつの理想的といえる動物園を見つけ出した。

 

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MOFFアニマルワールド……

いろいろな動物とふれあえる完全屋内型店舗!

 

完璧だ。天気や気温を気にすることなく快適な環境で、しかもお触りできる動物園。

こんなユートピアがあるのなら、行かない手はない。 

私はさっそくMOFFアニマルワールドへ向かった。

 

  

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あいにくの空模様だ。でも大丈夫。

安心の完全屋内型店舗が私を待っているのだから。

 

 

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お店はBIGHOPというショッピングモールの中にあるようだが、今はどんな魅力的なお店も視界に入らない。

まずは動物だ。動物が先、買い物はあと。

 

 

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早歩きでMOFFアニマルワールドへ入店した。

勢いを緩めることなく受付へ。

 

 

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受付前からすでに動物が見えているので興奮してしまった。

もし私がこどもだったら走って入口を突破している。

大人で良かった。

理性を保ってしっかり受付を済ませた。

 

 

 

 

鳥たちとご対面

 

まずは入口付近から攻めていく。
大きなインコやオウムたちのゾーンだ。

 

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すぐ近くにプロフィールが貼ってあるのでありがたい。

ご本人とプロフィールを交互に眺める。

きみ、5歳児の知能を持っているのか。確かに顔つきが賢い。

 

 

 

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目の前に立ったら「ア゛ー!!」と声をかけてきた色鮮やかなインコ。

しかも仁王立ちだ。気合いが入っている。

プロフィールを見ると、どうやらクルミやヤシの実をかち割る口ばしを持っているらしい。

強い。私が鳥だったら間違いなくこの場でカツアゲされている。

 

 

 

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ふと視線を落とすと、オウム神社があった。オウム神社?

 

 

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オウムサイズの神社!

ランウェイがあるし、もしかしてオウムがおみくじを持ってきてくれるシステム……? そんな超絶技巧がここで……?

あいにくタイミングが悪く不在だったので、次は絶対におみくじを引きたい。

 

 

 

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フクロウゾーンへ。

顔のデザインがイカすメンフクロウと会えた。かっこいい。

 

どのフクロウも人が近づいても動じないし、大人しく止まり木に立っていた。

人に慣れているのが分かる。

 

 

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偶然、フクロウたちにめちゃくちゃ無視されてるような形になったが、驚異的な首の稼働領域を見せてもらえて嬉しかった。 

 

 

 

 

うさぎとモルモットにお触り

 

いよいよふれ合える動物ゾーンへ。

ウサギやモルモットなどをお触りしていきたい。

 

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毛足の長いうさぎを上からそっと撫でてみた。

やだちょっと、信じられないぐらいフワフワなんですが……。

感動が止まらない。こうなるとご尊顔もぜひ拝見しておきたい。

 

 

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顔の毛も長いのだな。

そんなことを思いながら、私は既視感を覚えた。

 

 

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以前どこかで……?

 

 

 

うさぎの極上触感を味わったところで、そろそろアレに手を出しておきたい。 

 

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ふれあいに欠かせないアイテム、おやつだ。

これでどんなかわい子ちゃんも私に群がることだろう。

 

 

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そう、キミだよ、そこのかわいいキミ。

今からおやつをかじるキュートな姿を見せてもらうから覚悟しておきたまえ。
 

 

 

 

強い。たぶん腕とかすごい筋肉質だと思う。

もしかして昔スポーツとかやってました……?

 

強いモルモットには勝てないので作戦変更。

葉っぱを渡してムシャムシャしている間に、背中をそっと撫でさせていただいた。やわらかくて最高だった。

 

 

 

 

ひよこを抱っこする

 

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ひよこの家は大盛況だった。

特にお子さんたちに人気があるようだ。

 

 

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ひよこは小さくて素早いので抱っこするのも難しそう。

お客さんの後ろから様子を見ていると、衝撃的な場面に出くわした。

 

 

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寝かしつけている。

5、6歳の女の子だろうか。彼女の手の中でひよこが気持ち良さそうに寝ているのだ。

私は驚きのあまり女の子に尋ねた。

「そのひよこちゃん、寝ちゃったの?」

すると女の子はこう答えた。

「手があったかいから、こうすると寝ちゃうんだと思います」

 

敬語だ。いや、驚くポイントは敬語じゃないのだが、こんなに小さいのに見ず知らずの私に敬語を使ってくれることにまず腰を抜かしそうになった。

ひよこも寝かしつけるし、とっさに敬語も使うし、たぶん神童だ。この人、神童としか思えない。

私は神童のアドバイス通り、手のひらに乗せたひよこをそっと包みこんでみた。

 

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このあと、ひよこがすごい勢いで寝始めた。

そのかわいさといったら尋常じゃなくて、一生つつみこんでいたいと思うぐらいだった。

神童に感謝したい。ひよこを寝かしつける術を教えてくれてありがとう。

 

 

 

 

いろいろな動物を間近で見る

 

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水族館などでも見かけるペンギンだが、こんなに間近で見たのは初めてかもしれない。

きれいなプラスチック板ごしなので、くっきり見える。

 

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ペンギンってどのタイミングでもアルフィーのCDジャケットみたいな写真に仕上がるのがすごいと思う。

 

 

他にもいろいろな動物を触ったり眺めたりした。

 

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お昼寝中のミーアキャット。

お触りはできないが、すごく近い!

 

 

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触っても全く動じない大人しいアルパカ

 

 

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鼻がみずみずしいブタ

 

 

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おやつを持っていないか探ってくるヤギ

 

 

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大きくて神々しい犬

 

 

屋内にこんなにたくさんの動物がいるとは思わなかった。

あっという間に時間がすぎてしまった。

 

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ちなみにこどもの乗り物の隣に、大人の乗り物もあったので体力が限界になっても安心だ。

 

 

 

ありがとう、MOFFアニマルワールド 

 

素晴らしい世界だった。

また動物を触りたい衝動に駆られたらモフモフしに行こうと思う。

 

http://moff-world.jp/frontpage/moffanimalworld


 

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それにしても、ショッピングモールにある観覧車って魅力的である。

 

 

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乗ってみよう

 

 

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ヤマダ電機の大きさを上空から確認できてうれしかった

 

 

 

おわり
 

 

マッサージの快楽に溺れて抜け出せない

 

最近、肩こりと腰痛がつらい。あと背中も痛いし目もしぱしぱする。

これらの不調は全て日中のデスクワークが原因だ。

でも体が悲鳴をあげる中、私の心はどこかワクワクしている。

 

 

 

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というのも、近頃マッサージにハマっているのだ。

「60分2980円」みたいな街でよく見かけるやつ。

一度マッサージしてもらったら、その快感にすっかりハマってしまい、週1ペースで行っている。

もみほぐされて疲れを癒したいというよりも、もみほぐされたいから疲れたい、ぐらいの感じになりつつある。

だからいつもワクワクしながら腰痛肩こりを体にチャージしているのだ。

 

 

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特に金曜夜は完璧に体が仕上がっている。

この疲労で磨き上げたパーフェクトボディをマッサージされたらどんなに気持ちいいだろうか。考えるだけですでに心は揉みほぐされ始めている。ああ、気持ち良い。

 

 

 

とある日の金曜日

 

例外なくマッサージ店へ駆けこんだ金曜日の夜のことだ。

スピーディーに受付を済ませ、ベッドへ案内された。

勢いよくベッドに飛びこみたいところだが、ここにうつぶせになる瞬間はいつも緊張してしまう。

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ベッドの顔に当たる部分は穴が開いていて、そこにU字型クッションがセッティングしてある。

ここに顔面をハメるわけだが、このポジショニングをスマートに出来たことがない。美容室のシャンプー台に頭の位置を合わせるのも苦手だ。

ベッドのほうから顔面を迎えにきてほしい。


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どたばたしつつなんとかベッドの穴に顔面をフィットさせ、マッサージが始まるのを待つ

この数秒間、いま自分が面白げな顔になってるんじゃないかと不安になる。

だからなるべく無の表情を作って待ちたい。

 

 


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どのスタッフさんもマッサージが上手いので、特に指名をしないようにしている。

人によって得意なもみ方や、もみ進める順番、得意な部位が違うので、個性を色々と味わうのがおもしろいのだ。

 

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この日のスタッフさんは、揺らすタイプだった。

「お客さん終点ですよ」と酔っ払いを起こす時の揺らし具合と同じ感じ。


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最初は全身のリンパを流してから揉みほぐしに入るのかな? と思ったが、肩のマッサージに移行してからも揺らしのままだった。

不思議な動き……


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5分ぐらいして揺れに酔ってきた。これはなんだ。

もしかして60分ゆらしっぱなしコースを予約してしまったのかと不安になってきた。

 

 


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と思ったら、突然グーン! とコリを押されて声を上げそうになった。

なかなか指圧してくれない焦らしからのグーンで私は昇天した。

マッサージに焦りは禁物だ。こういうことがあるからやめられない。

そのあとも何度もグーンしてくれてそれはそれは気持ちが良かった。

 

 


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うつぶせから仰向けになり、仕上げは頭のマッサージ。

こめかみ、頭頂部をちょうど良い指圧で刺激されて気持ちいい。

 

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「では首を左に向けてください」

と言われ、夢うつつで首を傾けた。


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グーーン!

 


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「ここ、眼精疲労のツボなんですよ。

ちょっと目の奥がジーンとするかもしれませんが、しっかり効くので!」


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い、痛い痛い痛い!! ちょ…いた……あたたた!!!!!イタイ!!!

ちょ、ちょっとストッ…痛----い!!!

 


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あまりの痛さで目が飛び出そうだった。

絶対指めりこんでる。そのめりこんだ指の体積分、目玉が外に出てる、絶対。

衝撃で呼吸が止まる寸前だったが、スタッフさんに痛みを訴えようと必死に声を発した。


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「…ハハハッ イテッ ヒヒッヒヒヒ」

痛すぎて笑ってしまった。

「あ、痛いですよね~! でも大丈夫ですよ。その分、眼精疲労に効きますから!」

「ハヒ、ヒィ~ッヒッヒッヒ」

笑ったら和気あいあいになっちゃった。

めりこむ指、飛び出す目玉、主張にならない気味の悪い笑い声。

私はタオルの下で目玉が外れてないことを祈った。

 

「はい、じゃあ今度は右側を向いてください」

 


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ぐーーん!

 ッハーーー!!

 

 

目が疲れてるほど眼精疲労のツボは痛むらしい。

本当に息が止まるぐらい痛かった。

なんなら目を直接突かれたほうが痛くないかもしれない。

 

そうこうしているうちに終了のタイマーが鳴った。

終わった。なかなか刺激的な時間だった。

身支度を整えレジでお会計をしてもらう。

  


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「あれ? 来た時よりもだいぶ目がぱっちり開きましたね」

 


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鏡を見ると、目がめちゃくちゃ開いていた。 

え? すごくない? あのツボなんなの?

それとも指がめりこんだ分、本当に目玉がちょっと飛び出したのかもしれない。

 

 

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 またやってもらおう

 

 

 

 

 

 

omocoro.jp

以前、オモコロでもマッサージについて書いたので良かったらご覧ください。テキスト1000文字なのでつるっと読めます。 

 

ツタでフサフサしてる家の様子を1年間ながめた

 

定点観察は面白い。

同じ場所で同じものを見続けると、何かしら変化があるものだ。

中でも季節ものは変化が分かりやすくて良い。1年で1周できる感じも好きだ。

 

  

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例えばこちらの家。

外壁がツタに覆われているので、私は勝手にツタヤと呼んでいる。うちの近所のツタヤといったらここになる。

 

さて、冬の間はこんな様子のツタヤだけど、 

 

 

 

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4月の中旬に差しかかると小さな葉が芽吹き始める。

ツタヤは春と共に目覚めるのだ。

 

 

 

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5月の初旬、たった2週間で葉がみるみる大きくなって、外壁一面みどり色になった。

 

 

 

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6月に入ると、フサフサ具合が加速。葉は増え続け、ついに壁も窓も見えなくなってしまった。家の中から見たらどうなってるんだろう。

 

 

 

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8月の中旬頃から緑に変化が。葉の密度が減ってきた。

 

 

 

 

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9月下旬、ブロック塀を覆っていた葉はほとんど落ちた。

一方、家の外壁のほうはしっかり葉が残っている。

不思議に思って調べたところ、ブロック塀のほうは西日が直接当たる位置にあり、葉焼けを起こして落葉したんじゃないかと思う。

 

 

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10月下旬、外壁の葉の数にあまり変化はないが、ちらほらと紅葉が見られる。

 

 

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11月に入って一気に葉の赤みが増えてきた。ここから1週間ごとに見ていこう。

 

 

 

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きれいに紅葉している。そういう柄の外壁みたい。おしゃれ。

 

 

 

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紅葉は始まると一気に進むので、毎日眺めるのが楽しい。

 

 

 

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秋はあっという間に通過していった。 

11月が終わると共に、葉もすべて散った。

 

 

 

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冬の間は寒さにじっと耐え、また春がきたら賑やかなツタヤになるはずだ。

 

  

 

 

 

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ツタヤ早着替えバージョン

 

 

 

たぶん、このお宅は自然とツタに覆われてしまったタイプだと思う。

もしくは、最初はほんの一部の飾りだったツタが成長して、家全体に広がったとか。

たしか4、5年ほど前にツタを駆除してるのを見かけたことがあった。

駆除をした年はすっきりして普通の一軒家だったけど、数年でまたツタヤとなってリニューアルオープンしていた。

この様子だとツタと住人の決着がつくまで長くなるだろう。

ブロック塀のあたりのツタなんかは、年々木質化が進んでいるのでかなり手強そうに見える。

 

1年を通して眺めるうちに色々考えてしまった。

今後ツタヤはどうなっていくのか。静かに見守っていきたい。

 

花粉症ゾンビ

 

今年もスギ花粉の季節がやってきた。

気づけば花粉症になって27年目に突入した。もうベテランといえるかもしれない。

なのに、全然慣れない。毎年フレッシュな気持ちで涙や鼻水を出している。

このペースだと体内の泉が枯渇している計算だが、そりゃあもう顔面から水分がとめどなく出てくる。本当にどうにかしてほしい。

 

 

 

マイ花粉症アイテム

 

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花粉症対策はいろいろ試している。

以前は耳鼻科に通ってあれこれ薬をもらってたけど、手間とお金、効果の面から市販のものに落ち着いた。

 

今の時期は、薬を忘れる=死なので、自宅と職場と携帯ポーチにそれぞれ薬を保管していて、いつ何時でも薬を服用できるよう万全の体制だ。

 

 

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目薬は奮発して高価なものを選びたい。効きそうだから。

あと、眼球に強烈なビームが直撃してるパッケージは効きそうで良いな、と毎年思う。

  

鼻の点鼻薬は片時も手放せない。

デスクワークの天敵である鼻水の流出を一瞬で止めてくれる魔法のアイテムだ。

しかしこれは諸刃の剣でもあって、あまり常用するとかえって鼻炎がひどくなるらしい。今年もどうにか点鼻薬チキンレースに勝たないといけない。

 

 

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今年から花粉吸着防止スプレーを顔に吹きかけ始めた。

ツイッターで良い評判なんかを見かけるとすぐに買ってしまう。

詳しいメカニズムは分からないけど、特許技術の成分がミクロの霧となって顔をコーティングしてくれるそうだ。

花粉で肌がかゆくなるタイプなので、こういった技術は本当にありがたい。

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ありがたがって念入りにスプレーすると、あっという間に顔面がビシャビシャになる。

すでに涙と鼻水でビシャビシャだったところに特許技術のビシャビシャが合わさって、顔面だけプールでひと泳ぎしてきたかのようになるが、花粉症の症状が軽減されればこの際もう何でもいい。

 

このように私は薬や花粉症グッズに助けられてギリギリ生かされてるのだ。

 

(他に良いアイテムをご存じでしたらぜひ教えてください)

 

 

 

 

朝晩がつらい

 

春は薬の副作用で頭がぼーっとする。

眠い。花粉が存在しない密閉された無菌室のベッドで横になりたい。

そんなことを思いつつ、必死で眠気に抗いながら仕事をこなし、ふらふらとした足取りで帰宅。

家に帰っても花粉症は治まるわけでもないので、家事もせず無気力に横たわるばかりだ。

せめて気分だけは上げたい。そう思い、好きな音楽をかけた。鼻歌でも歌おう。

ところが、花粉症と薬の副作用の合わせ技で喉の粘膜が荒れまくっているせいで、蚊の鳴くようなボリュームの、それでいてしゃがれた声しか出なかった。

蚊のブルースは私の気分を盛り下げた。

だめだ、どんどん具合が悪くなる。

ここで挽回策として、濡れマスクをつけて寝ることを思いついた。あの救いのアイテムをつければ喉も治るに違いない。

それならマカロンみたいに腫れあがった瞼のほうにも何かアイテムを授けよう。よし、ホットアイマスクの出番だ。

口元に濡れマスクを、目元にホットアイマスクを装備した。

これで快眠は約束されたようなもの。豪勢な装備にうっとりしながら眠りに入った。

 

 

翌朝、目を覚ますと、ホットアイマスクと濡れマスクは、的外れな場所にずれ散らかしていた。息苦しさと自覚すると同時に、マスクとマスクの隙間から涙と鼻水が噴き出した。

  

「………ぅ゛ぅ゛う゛お゛お゛……」

喉からは、この世のものとは思えないうめき声がもれた。

 「………ぃ゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛あ゛……!」

とりあえずメガネだ、何も見えない。くっついたまぶたを剥がしてベッドの周りを探した。メガネ、メガネ……

その時、偶然鏡が目に入った。そこに映っていたのは世にも恐ろしい姿だった。

顔面ビシャビシャ、目は充血して瞼はブヨブヨ、各種マスクがまるで包帯のように顔面に貼りついている。

 

 

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その姿がゾンビすぎて震えてしまった。

私は泣いた。花粉のモーニングアタックで元々泣いていたが、それ以上に泣いた。

安らかに眠りたい、それだけなのに。

我を目覚めさせたのは誰だ。花粉か? ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛……

いっそ誰か聖水でもかけて成仏させてほしい。

 

はじめての丸亀製麺はセンスと度胸を求められた

 

丸亀製麺に憧れて、以前このようなブログを書いておりました。

 

oni-gawara.hatenablog.com

 

丸亀製麺について座学で勉強したけどよく分からないので、実際に人に連れていってもらおう! という内容なのですが、うっかり1年3か月も経ってしまいました。

今回はこれの続き、はじめて丸亀製麺へ行ってみた編です。

 

 

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約束の時間より少し早く改札前に着いた。

緊張しながら自作の丸亀メモを取りだす。

 

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やっぱり分からない。分からないことをそのまま分からないと書いてあるんだから分かるわけがない。

でも今日は丸亀製麺に行き慣れている先輩が付き添ってくれる。こんなに心強いことってない。

先輩と合流し、お店へ向かいながら、はじめて食べるべきうどんは何かと質問してみた。

先輩もよく分からないとのことだった。日常的に行くがそんなにしっかり丸亀製麺について考えたことはないらしい。

私が不安げにしていると、先輩はこう続けた。

こういうのは難しく考えずにフィーリングで決めると良い。結局、自分が一番食べたいと思ったものが一番おいしいのだよ、と。

先輩……! 私、正解を求めるあまり、自分の心をないがしろにしてました。先輩のありがたいお言葉、胸にとめておきます。

 

そんなやり取りをしていたらお店に着いた。

 

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様々なうどんのメニューに、湯気でよく見えない店内。

いよいよ、この湯気の中に飛び込むのだと思うと緊張してきた。

 

先輩がさっと入っていったので、私も続いて入店した。

カウンターに沿って並び、タイミングを見て大きなトレーを1枚とる。

メニューをもう一度確認したかったが、見当たらない。先輩が頭上を見ていたので、視線の先を追いかけるとメニューがあった。良かった。安心したいから注文の直前までメニューは視界に入れておきたい。

ずっと頭上を凝視しておきたいが、カウンターの向こうも気になる。厨房は湯気が充満していた。真っ白な世界。その中を数人の店員さんが忙しそうに動いている。

不意にカウンター越しに店員さんが話しかけてきた。

自分の母親ぐらいの年齢の人だったが、頬はほんのりピンク色で、艶やかなお肌をしていたのでつい見入ってしまった。うどんの蒸気は美容に良いらしい。

などと悠長に考えてる場合じゃなく、うどんの注文をしなくてはいけない。 

 

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前に並んでいた先輩を見たら、もうすでに注文したうどんを受け取り、遥か先の天ぷらコーナーへ手を伸ばしていた。

私の後ろにはいつの間にか列ができ、次々と店内へ人が入ってきている。

ここであたふたしていたら列の流れを止めてしまう。昔スキー場でリフトから降りられずリフトを止めてしまったトラウマを思い出した。あれから私は二度と列の流れを止めないと誓ったのだ。

 

「冷たいぶっかけうどんの並をください!」

 

言えた。焦りのおかげでむしろ素直に気になっていたうどんを注文できた気がする。

しかも私は冴えていた。目の前のトッピングメニューに気がついたのだ。

 

「あと温泉玉子もください!」

 

大成功である。丸亀製麺、極めたり。

成功者として余韻に浸る間もなく、うどんがトレーに乗せられた。並だけどけっこう量がある。

先輩の背中を追いかけ、天ぷらコーナーへスライドしていく。

スポットライトに照らされて天ぷらたちは光り輝いていた。どれもおいしそうで迷ってしまうが、うっとりしている場合ではない。ここでもすばやい動きを求められているのだ。丸亀製麺はスポーツだ。

 

無事に天ぷらをお皿に乗せ、お会計。

店員さんが慣れた手つきでずばばばとレジを打つ。バーコードを使わないレジ打ちってかっこいい。

 

トレーを持ち、先輩の後を追いかけた。

席へ向かうのかと思いきやたどり着いたのはこちら。

 

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バットいっぱいに入った揚げ玉と薬味ねぎ。

「かけ放題」という言葉が頭をよぎった。私たちは丸亀製麺に試されている。怖くて手が出せなかった。

 

 

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薬味コーナーの隣には、何かが入ったポットや何かが入ったソース、タレなどが無造作に置いてあった。初見殺しの液体コーナー。

だしソース……天ぷらにかけるのか……? いや、リスクが高すぎる。液体コーナーはスルーしよう。

 

 

……さぁ、いよいよ食べるぞ!

 

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ぶっかけうどんに温泉玉子をトッピング、お供に半熟玉子天とちくわ天。玉子がかぶってしまった……

うどんに玉子をトッピングした後に、半熟玉子天というこれ以上ない私のハートを揺さぶる存在を見つけてしまったのだ。どうしても諦められなかった。

「かぶり」という初心者らしいミスをやらかしてしまったが、これもまた経験。次は広い視野を持ってチャレンジしたい。

 

ちなみに丸亀製麺を知る者として付き添ってくれた先輩のうどんはこんな感じだった。

 

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親子あんかけうどん、かしわ天、イカ天

せ、先輩! 鶏がかぶってるじゃないですか!

どんなに行き慣れた者でも天ぷらかぶりの罠は逃れられないようだ。

 

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うどんも天ぷらもすごくおいしかった。

特にうどんは予想以上にコシと弾力があって、欲張って一気に口へ入れたら溺れそうになった。あのモチモチは思った以上に手強い。

次は気になる釜揚げうどんを食べてみたいと思う。あと勇気をだして液体コーナーにも手を出したい。

 

ありがとうございました。