私は今、新潟に来ています。
祖母の四十九日法要と、遺骨を祖父の眠るお墓へ納骨する為です。
千葉から電車と新幹線を乗り継ぎ、新潟県の燕三条駅で下車。そこからはレンタカーで親戚の家へ向かいました。
家を出てから5時間、いやぁ新潟って遠い。
辺りは一面田んぼパラダイス。
法事で来てるとはいえ、のどかな風景に「田舎だな~」と和みムードの車内です。
そういえばレンタカーショップでラーメンガイドのパンフレットを貰いました。
この辺の地域は、背脂系ラーメンとカレーラーメンを推しているらしいです。カレーラーメンって珍しい。
カレーのルーや具には特に決まりは無いらしく、あの手この手でラーメンにカレーを加えています。
”パスタにツインカレーとクリームソースで洋風あえ麺に”
出だしではっきりパスタと書いているので混乱しました。
店名の「カレー・洋風食堂味の店おかだ」もどういうこと?ラーメンは?
ライスinカレーラーメンの潔いぶち込み、すごい好きです。
カレーラーメンに夢中になっていたら親戚の家に到着。
親戚へ挨拶もそこそこに昼食タイムです。
親戚のおばちゃんお手製のごちそうが食卓を彩っていました。
大皿に大盛りで、どんどん食えー!って武骨な感じの田舎料理、こういうの大好き。おいしかったです。
昼食後、仏間で四十九日法要を行い、納骨をしにお墓へ移動しました。
お墓へ向かう途中、祖母が亡くなる数年前から「早くおじいちゃんのところへ行きたい」と寂しそうに言っていたのをふと思い出しました。
祖父と同じお墓で安らかに眠ってほしいな。
お墓は小高い山の上にあり、見晴らしの良い場所に立っています。
日差しが海面にキラキラと反射してとても綺麗でした。
こちらは、親戚一同、誰一人お墓の開け方が分からず騒然としている場面です。
お墓の目地がね、ぴっちり詰まってるんですよ。誰がどうやっても墓石にペタペタ指紋を残すばかりで1mmも動かないんですよ。
まさかの遺骨お持ち帰りです。納骨できずに遺骨テイクアウト。
千葉から新潟まではるばる来たのにまた戻るの?って祖母の声が骨壺から聞こえてきそうで、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。ごめんねおばあちゃん。
結局、納骨は一周忌に持ち越しになりました。
5時間かけてマジで何しに来たんだ。
とはいえ形式上は法要を終えたので、最後に会席料理を頂きました。
春の旬、サクラマス。
西日に照らされる天ぷら。
白ごはん。なんていうか、ほら、新潟なので。
最後に親戚のおばちゃんの自由すぎる会席スタイルでお別れです。
新潟ってすごい。
以上です。