マンガはじめて描いた物語

2017年11月18日(土)!もう明日!デイリーポータル主催のwebメディアびっくりセールが開催されますよ。

ハイエナズクラブも新作同人誌を携えて参加しますので、ぜひお立ち寄りくださいませ!

 

portal.nifty.com

 

 

 

 

 

 

私もこちらの同人誌にマンガで参加させていただきました。

絵を描くのは元々好きなのですが、マンガを描くのは初めてでした。いやぁ、マンガで表現するって難しいですね。慣れない手探りの作業に、どんどん出てくる問題点、膨大な時間を費やして、めちゃくちゃに苦労した末、やっとのことでマンガを描き上げました。どうにか完成してよかった。

少々大げさな言い回しをしましたが、今思えばその苦労も楽しかった思い出です。

せっかくなのでマンガを描いた過程を思い出と共に綴ろうと思います。

 

 

 

 

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まずは、頭の中にあるストーリーを小さなメモ用紙へ1コマずつ描いていきました。

なぜこのような手法を取ったかというと「コマ割り」が理解できなかったからです。初心者にはコマ割りをマスターするの難しすぎました。なので紙1枚に1コマなら簡潔!と思い、このようになりました。

今思うと、ここが苦労の入口だった気がします。

鉛筆で下書きをして、事務で絶賛愛用中のボールペン(ジェットストリーム)でペン入れをし、出来上がったのは全部で28枚。かさばった。

 

 

 

 

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続いて、清書したコマを1枚ずつスマホで写真撮影し、

 

 

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スマホ上でコントラスト等を補正して線をくっきりさせました。

撮っては補正、撮っては補正を繰り返すこと28回。そしてメールに添付してPCへ送ること28回。

もしかしてえらく面倒で原始的なやり方してない…?と薄々勘付きつつ作業してたので大丈夫です。

スキャナーがないからこの方法しかないよね…?と何度も自問自答しましたが、この方法しかなかったので、大丈夫。

 

 

 

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続いてwindowsのペイントでコマの枠へ画像をはめ込んでいきました。

うちのPCにはフォトショップなんて大層なものは入っていません。しかしペイントでも貼付や文字入力もできるし、全然いける範囲です。

簡単な作業ですぐ終わるだろうと思いきや、問題が発生しました。画像と枠のサイズが合わない。

ペイント上でサイズ調整を試みたところ、拡大縮小したら絵の線がギッザギザになりました。私は白目になりました。あと画像の角度も傾けられないことに気が付いた時は、泡を吹きそうになりました。ペイントもっと出来るやつだと思ってたよ…!

でもね、うちはペイントひと筋でやってきてるので。やり遂げます。

サイズの合わない画像をメール添付してスマホへ送り、スマホ上で調整。またPCへ送り返して枠へはめ込む。何度も往復しました。1人で文通してるみたいで辛かったです。でも何とかやり遂げました。

 

そしてこの辺で気づいたことがあります。入稿の形式、psd。

そもそもpsdというものを知らなかったので、誰にも悟られようこっそり調べたところ、psdはフォトショップ等の形式とのことでした。

うちにフォトショップはない。でもペイントはある。ギザつくし、ろくに傾きも出来ない、不器用で愛おしいペイントがね。そんなペイントでね、どうにかやるしかない。

 

 

 …しかし気合いだけでは形式がどうこう出来るわけもなく、psd対応のマンガ作成ソフト、コミックスタジオ(体験版)をダウンロードしました。

コミスタのボタンの多さには震えましたね。見たことも聞いたこともない便利そうなボタンがたくさんついてて。

コミスタの導入によって入稿形式の問題も解決!完成!と思いきや、またも問題発生。

どうも全体的にマンガの線が薄い。印刷に出ないレベル。どうしよう。

いや、コミスタがある!ハイテクな機能を駆使すれば線の薄さなんて一瞬で解決してくれるはず!

 

 

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だめでした。私には一発で解決できるハイテクボタンを発見できませんでした。

私に出来ることは画像を500%に拡大して線を1本1本マウスでなぞることだけ。

28コマ分なぞるのに9時間かかりました。写経かよ。長時間マウスを握り続けたせいで指がガチョ~ンの形に固まりましたが、写経の気分だったので全然おもしろくなかったです。

 

この後も、よく見たら余白部分が変にグレーがかってたので、余白を全部白で手塗りするなどしていたら、トータル12時間かかりました。こわ。

何が一番こわいって線をなぞったり白塗りするだけで12時間かかったのに、そう思えないほどマンガの内容がさっぱりしていることです。こわ!

 

そんなこんなでめちゃくちゃ苦労して描き上げたマンガですので、もし同人誌を見かけましたら是非ともよろしくお願いします!

 

冷蔵庫が壊れたことを素晴らしい展望で忘れさせてくれる千葉ポートタワー

高いところはお好きでしょうか。私は好きです。見晴らしの良い景色はいつ見ても最高だからです。

高所へ登りたくなった時は、よく千葉ポートタワーへ行きます。マイナーな存在ながら、眺めは抜群、雰囲気もとても良いところです。

 

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こちらが千葉ポートタワー。タワーというと先の尖った電波塔の形をイメージしがちですが、この潔い四角さですよ。惚れ惚れします。

外壁は一面反射ガラスなので、日中は青空に溶け込むような姿で立っています。タワーなのに目立ってやろうという圧がない。そういうところ好き。これからもステルスの姿勢で千葉の街を見守ってほしい。

 

 

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冬はクリスマスツリーにも変身します。

見た目からしっぽりしたイルミネーションなのかと思いきや、けっこうアグレッシブに点灯するし、BGMは爆音のマライアキャリーだしで、初めて見た時は度胆を抜かれました。今年も是非見に行こうと思います。

 

 千葉ポートタワーは外観もさることながら中も最高です。  

 

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正面玄関から入るとすぐに名産品のディスプレイによる歓迎を受けます。平置きで熱烈なアピール。
 

 

 

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ポートタワーに来たらソフトクリームは外せません。千葉県産の牛乳使用のこってり美味しいソフトクリーム。そびえ立つこれを片手に、全国のタワーコレクションを眺めば至福のひと時を過ごせます。

 

 

 

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1階のメインはお土産屋さん。あちこちに飾られた大漁旗で盛り上がっております。

 

 

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お土産屋の先には普通の売店も設けてありました。この近辺はコンビニのないエリアなので何気にありがたい存在。

 

 

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しかし奥に行きすぎると、デッドスペースの巣窟があります。迷い込まないよう気をつけてください。絶妙な斜め具合の壁がどうにもならず無の空間を生み出しているようです。

 

 

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こんな感じで、不思議な空気が漂う1階フロアでした。

 

 

 

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入館券を買い、上の展望フロアへ登ってみましょう。

 

 

 

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オフィスビルみたいなエレベーターですが、見た目で判断してはいけません。

中はガラス張りで、しかもエレベーターガールもいらっしゃる立派なエレベーターです。

ただ、いつも貸切状態の為、閉鎖空間でエレベーターガールとマンツーマンはお互いモジモジします。

 

 

 

ひとしきりモジモジし合った後は、地上113mから臨む展望が待っています。

 

 

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足元はすぐ海!臨海部に建っている為、地平線まで見えるこの見晴らしがとにかく最高なんです。

 

 

 

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人工物ならではの造形が楽しい工場地帯。埋立地なので地形も面白い。

 

 

 

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日が暮れると、一転して幻想的に灯り始める工場の群れ。

 

 

 

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地平線へ沈みゆく夕日。 ほんの数分だけ現れる波間のオレンジの道。気が付けば目から溢れる涙。

 

いかがでしょうか。もうね、いつ行ってもどこから見ても素晴らしい景色なんです。現実逃避にうってつけ。

実際この日は、家の冷蔵庫の冷却機能がバカになり生肉はドロドロ野菜はジュクジュク床は謎水でビシャビシャになって全食材がゆるやかに滅び行く様子を見てたらだんだん腹が立ってきてもう壊れた冷蔵庫なんて知らない!と家を飛び出した勢いで千葉ポートタワーを登りました。

そんな荒んだ私も受け入れ、美しい景色で死んだ冷蔵庫のことを忘れさせてくれる千葉ポートタワー。本当に良いところですね。

 

 

さて、展望フロアも素晴らしいですが、階段を下るとまた味わい深いフロアがあります。

 

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恋人の聖地とのことですが、1人でも足を踏み入れて大丈夫です。私は構わず入ります。

なぜならあまり人がいないからです。

 

 

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日中は自然光の明るさを取り入れている為、フロア内は逆に薄暗いという現象が起きます。

夜はイルミネーションが灯ってロマンチックなのでご安心ください。個人的には日中、薄暗い中を空き巣的に見学する方が好きです。

 

 

 

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うすーく発光するイルミネーションと、空間を持て余すフォトスポット

 

 

 

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愛の南京錠だそうです。なるほど。
 

 

 

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恋愛おみくじもあります。

排煙装置の「非常時以外は危険ですので手を触れないで下さい。」が良い具合にコラボしていました。確かにどちらも危険だ。

 

 

 

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あれは!ビックリするほどよく当たる!でおなじみの真実の口!

 

 

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やりました。口へ手を入れると手相を占ってくれます。

 

 

 

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この真実の口、終始イタリア語らしき言葉を喋り続けていて、内容が気になっていたのですが、よく見たら機械の隣にちゃんと翻訳が貼られていました。なんて親切な。

 

 

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それは分かる。

 

 

 

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全部カタカナで目をやられそうでしたが、占い結果は真摯に受け止めようと思います。

愛情面が赤点だったので、空き巣的に恋人の聖地を探索した身としては「なるほどな~」と思いました。もうやめよ。

 

 

 

 

以上です。

素晴らしい展望とちょうど良い温度感の千葉ポートタワーでした。何気に楽める千葉の観光スポットではないでしょうか。

私もまた冷蔵庫が壊れたら逃避行しに行こうと思います。 

ありがとうございました。

 

とうとう丸亀製麺へ行く

恥ずかしながら、私は今まで丸亀製麺へ行ったことがない。

うどんという食べ物自体好みじゃなく、丸亀製麺は注文が難しそう、という単純な理由から、積極的に行く必要もないので行かなかった。

でもこの度、心境の変化があったのでブログに残しておきたい。 

 

最近よく丸亀製麺を見かける。というか気づいたら街中にめちゃくちゃある。丸亀製麺に包囲されて生活している気すらする。

こうも行く先々で目にすると、特別意識してるわけでもないのに、気になって仕方ない存在になってきた。

 

ある日、思い立って丸亀製麺の公式サイトからメニューを開いてみた。

 

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 ……どういうこと?

冷たいうどんか温かいうどんの2択じゃないらしい。釜揚げ、ぶっかけ、かけ、ざる…種類の多さに愕然としてしまった。

しかもうどんの種類によって温冷選べて、…いや、選べないのもある。愕然の追い討ち。

「かけうどん」と「ぶっかけうどん」の語感なんてほぼ一緒なのに、写真の姿は全くの別物に見える。というか「ぶっかけ」なのに、他のうどんよりぶっかかってないのはどういう要件なのか。

「釜揚げうどん」は釜で茹で揚げたうどんだと思う。これは自信がある。でも、だからなに?と思わざるを得ない。どのうどんも全部、釜で茹で揚げたものじゃないのか。

 

種類は無限だし、何もかもが未知だし、丸亀製麺が宇宙みたいなスケールに思えた。

気が付けば、うどんを好まない気持ちを忘れて、丸亀製麺に対して好奇心が止まらなくなっていた。

 

 

謎を解明しないままでは、いつまで経っても丸亀製麺へ行けない。調査しよう。

公式のメニューは混乱して何も頭に入ってこなかったので、別の解説サイトを探した。

 

 

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裏メニューとか裏ワザまとめがどっさり出てきた。そうじゃない。

検索でヒットするのはアレンジものばかりで、基礎を紹介しているサイトはなかなか見当たらなかった。

 

私はめげずに検索を続けた。ようやく基礎から細かに紹介する親切なサイトを発見し、丸亀製麺について猛勉強した。

知識を頭へ叩き込む為、メモ帳へ書き込んだ。

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やばい、覚えられる気がしない。 

調べることで疑問は解消されるかと思った。だけど実際は分からないことの方が増えてしまった。

完全に盲点だったのは味付け。うどんの種類によってつけ汁、濃口ダシ、ダシ醤油、ダシサーバーに入ったスープ?など使い分けるらしい。果たして初心者にうどんと汁のペアリングは可能なのか。あとどれが付属もので、セルフなのか分からない。

そしてダシサーバーとかいうかっこいいメカはどこにあるのか。「ダシサーバーがない店舗は、カウンターでダシが欲しい旨を直接伝える」の意味も分からない。ダシサーバー自体の形を知らないのに、あるかどうかを確かめるだなんて。無謀すぎる探索だよ。

トッピングの組み合わせの問題や、注文のシステム、作法も分からない。疑問はどんどん湧き出て尽きない。

 

自分にとってどのうどんがベストなのかも考えた。

そもそも私がうどんを好まない理由は、うどんの醍醐味「のどごし」と「コシ」にある。噛まずに飲み込むならコシいらなくない?と思ってしまう。口の中はもごもごするし、飲み込むタイミングつかめないし、うどんは疲れる。

そんな私が丸亀製麺のうどんとどう向き合えばいいのか。

 

…分からない。

 

こうなったら人に頼ろう、ということで、丸亀製麺経験者に相談に乗ってもらった。

「私に丸亀製麺を教えてほしい。うまく注文出来るか自信がない。」

するとこんな返事がきた。

「丸亀はすべてを受け入れてくれる。欲望をぶつければいいのさ。大丈夫、全てが見える。うどんの未来、かきあげの過去」

思った以上に達観した返答で怖くなった。かきあげの過去?

 

 

考えていても埒が明かないのかもしれない。

行ってみよう。知識が間に合わないなら、現場で体に叩き込むしかない。強行突破だ。

 

ということで6日後、経験者に付き添ってもらい丸亀製麺へ行ってきます。緊張する。

気づかない人と言わない人

最近、お絵かきをしたい衝動が燃え上がってきたので、先日の出来事をマンガで描いてみました。

 

 

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以上です。

アルデンテが超良い感じのパスタ、すごくおいしかったです。

 

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おわり

1週間連続でサウナに通ってみよう

サウナの話で度々目にする「キマる」「整う」というワード。

上手にサウナに入ると、どうやらトリップ状態になるらしい。らしい、というのはそれがどういう感覚なのか私にとっては未知のものだからです。

気になる。サウナでトリップとは。私もキマってみたい。

一度気になったら居ても立ってもいられません。

ということで私なりにサウナについて研究した1週間の記録を綴っていきたいと思います。

  

 

場所決め

せっかくなら銭湯を巡って色々なサウナを試してみたいところですが、まずは自分に合ったサウナの入り方を見極めたいので、場所は固定にすることに。

仕事帰りに寄りやすく、家から一番近いスーパー銭湯に決めました。

外にサウナ室と水風呂、休憩用のベンチなどが設置してあって、広々快適なスーパー銭湯です。

 

設備の詳細はこんな感じ。

【サウナ室】

■室温80度

■スチームサウナ(ロウリュ)

■イスは3段で20人くらい入れそう

■テレビがついてる(重要)

 

【水風呂】

■水温17度

■4人くらいで満員の広さ 

 

 

 

 

1日目:水風呂の恐怖の先

 

■(サウナ15分+水風呂数秒+休憩3分)×4セット 

 

サウナ→水風呂の交互浴で快楽が訪れるらしい、という情報だけを頼りにとりあえず交互に入ってみました。

まずはサウナへ。

15分、テレビを見てるとあっという間です。気が付けば汗でびっしょり。

で、サウナを出た後は体の汗を洗い流すかけ水をするわけですが、これがすごくきつかった。水を足先へちょびっとかけただけで、心臓が止まるかと思いました。

この冷たい冷たい水を全身に浴びて、さらに水風呂に入るの…?!

心が折れかけましたが、これを乗り越えれば快感が待っていると、勇気を振り絞って、桶で汲んだ水を全身に浴び、水風呂へいざ!

 

 

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絶望した。絶望がすごい。すっごい冷たいの水風呂。

泉の精みたいにたたずんじゃった。落とした斧とか拾う余裕ない。無理無理。

10秒も数えられずにギブアップし、外のベンチに座りました。

聞いた話によると、この水風呂後の休憩時にトリップする感覚があるらしいのですが、体に変化はありません。泉の精にまでなったのにキマれない…?

もっとしっかり肩まで水風呂に浸からないといけないのかもしれないと思い、

 

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2回目

 

 

 

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3回目

とどうにか胸の上まで水に浸かれるようになりました。絶望感が止まらなかったけど。

あの常連さんが「気持ち良い~!」ってざぶざぶ水風呂に入っていくやつ、あれすごくないですか。皮膚が断熱材とかじゃないとつじつまが合わない。

そういえば水風呂ってなぜか豪快に入水する人が多いけど、水の冷たさが体に沁みるからやめてほしい。お静かに。こちらに泉の精がたたずんでいます。

 

そんな感じでサウナ→水風呂→休憩のセットを3回繰り返していたら、それは突然訪れました。休憩用のベンチに座ってる時にキマりました。

頭の中にモヤがかかり目の焦点が合わない。たまらず目をつぶるとまぶたの天井が時計回りにぐるぐる。

肌の表面は冷たいのに、体の内側からこみ上げるような熱を感じる。全身が空気の膜に覆われているような不思議な感覚。

手足を放り出して、朦朧とする意識の中で頸動脈のドラムソロを聞いていたら、喉の奥からスースー冷たい清涼感が上ってきた。

なんだこれ。体どうなってるの、こわい!

今まで味わったことのない感覚というか、無理やり例えるなら、貧血でマラソンした後にテキーラを一気飲みした、みたいな感じだなと思いました。ハチャメチャなんです。

正直なところ気持ち良いのかはよく分かりません。ただこの刺激をうまく極めればものすごい快楽になると確信しました。

 

とりあえず今後の課題は水風呂。入れるようになるのか不安でいっぱい。

 

 

 

 

2日目:攻略のカギは水風呂か

 

■(サウナ10分+水風呂30秒+休憩3分)×4セット 

 

自分がキマれる体質と分かったので、調整をしていくことにしました。

刺激を弱める為に、サウナ15分を10分に。ちょうど良かったです。

かけ水と水風呂は修行と思ってがんばりました。相変わらず水風呂に浸かった時は、息をうまく吸えずヒッヒッヒという細かいひきつけを起こします。

自分で(落ち着いて…ゆっくり息を吸って…吐いて…)と言い聞かせスーハースーハーしてる様子は誰にも見せられない。泉の精の出産シーンは見せられない。

サウナで汗をかくのは気持ち良いんだけど、水風呂の冷たさは本当にもう…!

 

 

 

  

3日目:水風呂の恐怖を和らげる発見

 

■(サウナ10分+水風呂30秒+休憩5分)×4セット 

 

何とかして水風呂に慣れたい。でも怖い。もう水風呂前のかけ水で恐怖心MAX。

…ということはもしかして?と思い、試しにサウナ後のかけ水をお湯に換えたら、ものすごい気が楽になりました。かけ水っていう前フリで余計に恐怖心が煽られていたようです。

見えてきたぞサウナ!というか水風呂!

 

 

ここで余談ですが、サウナの効果を余すことなく取り込むプロの方を見かけたのでご紹介したいと思います。 

その方はサウナ室で顔に小顔フェイスマスク、おなかに発汗ベルトを巻き、そして手には美顔ローラーを装備しており、一切の隙もなく美を徹底しておられました。

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似てるなと思いました。

 

 

 

 

4日目:体調がすこぶる悪くなる

 

3日目に水風呂に入った後からずっと心臓辺りに圧迫感があり、寝て起きてからもその違和感は晴れませんでした。

全身だるいし、頭もぼーっとするし、息苦しい。絵に描いたような体調の悪さ。

 

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体調は最悪だけど肌のコンディションは最高とあって、肌ツヤの良い病人という訳の分からないことになりました。

 

サウナで体調を崩した旨をツイートすると、こんなリプライが。

  

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そうなの?!

じゃあ1週間連続でサウナに行くのって間違ってるの?!

 

ということで心臓の痛みはちょっと笑えなかったので、4日目はサウナはお休みしました。

 

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低血圧の人は貧血を起こしやすいらしいので、様子を見てサウナと水風呂を調整しないとですね。こわいこわい。

 

 

 

 

5日目:でも行く

 

■(サウナ10分+休憩10分)×3セット 

 

息苦しさも和らいだのでサウナ通い再開。途中でやめるわけにはいかない。だって悔しいから。

水風呂を省いて外気浴でゆるくキマるパターンもあるらしく、体に優しそうなので試してみることにしました。

結論から言うと、外気浴ではキマりませんでした。経験が足りないのかも。

水の冷たさはつらいけれど、しっかりキマるには水風呂は欠かせない存在ということを痛感しました。

 

 

 

 

6日目:熱を求めると感情の沸点が下がる

 

■(サウナ10分+水風呂1分+休憩5分)×4セット 

 

かけ水をお湯に換えたおかげか1日目よりもだいぶ水風呂に対する抵抗が無くなってきた気がしました。

サウナも上段に座って、高温の中がっつり汗をかくと気持ち良い。

大体7分すぎた頃からどばどば出る滝の汗が楽しいです。

 

そういえばサウナでテレビ見てると、いつもより感情の沸点が低くなる気がするんですが、あれ何でですかね。

 

 

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何てことないデヴィ夫人の抜きの映像で、吹き出してしまい気まずかったです。

サウナであまりにも面白い番組は見たくないかもしれない。

 

 

 

 

7日目:私のサウナの入り方

 

■(サウナ10分+水風呂1分+休憩5分)×3セット

 

 

1週間で学んだことを踏まえて、自分なりのサウナの入り方、キマり方をまとめました。

 

◎はじめにシャンプー、体を洗っておく(サウナ後は面倒な気持ちになるから)

◎サウナ前に湯船に浸かると汗が出やすい

◎サウナは最上段に座りたい

◎サウナは10分が良い感じ

◎他のお客さんと同じタイミングでサウナから出ると水風呂も相席になり気まずい(水風呂は狭い)

◎汗を洗い流すかけ水はお湯だとホッとする

◎水風呂はノリと勢いが大事

◎水風呂前後は不思議とテキパキ動いちゃう

◎休憩後は抜け殻

◎休憩で座って1分後に目がぐるぐる回り始める。2分くらいで落ち着く。トータル5分休憩がちょうどいい

◎2回目の休憩がキマりやすい。それ以降キマらないことが多い

◎水で冷やしたタオルを顔にかけて上を向くと最大にキマる

◎3セットがベスト

◎空腹の方がハングリー精神でがんばれる

◎合間にしっかり水分補給をすると頭痛が起こりにくい

◎3日連続が体調のボーダーライン。たぶん週2回がちょうどいい

スーパー銭湯から55分歩いて帰るから疲れる。引っ越したい

 

 

短い期間でしたが、サウナと向き合い、キマり、体調を崩したりしながらも、たくさんの学びがありました。

また回数を重ねる内に入り方などは変わってきそうなので、引き続き通ってみたいと思います。

 

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貯めていこう来店ポイント。

 

 

 

 

おまけ

初めてキマった時の感覚をイラストに表してみました。

 

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あの世界がぐるぐる回る感じ、すごかった

 

 

採血の時ドラマチックな展開になるの何なんだ

先日、健康診断を受けてきました。

どの項目も平常値だったんですが、毎回引っかかるのが血圧です。大体いつも上が85、下が55辺りをうろうろする感じのいわゆる低血圧。

低血圧で日常生活に支障を感じることはあまりありません。朝起きれないとか、やる気が出ないとか、そういうメンタル的な部分を低血圧のせいにすることはあります。むしろ低血圧って便利だな〜って思います。

でも一方で低血圧を治したいと思う場面もあります。

採血の時です。

見えづらい血管のせいで少なくとも3回は注射器を刺し直すんですよね。血管が見えづらい原因のひとつに低血圧が関係してるみたいなんです。

 

今まで採血の時は「採血って難しそう!看護師さんがんばって!」という気持ちで見守っていたのですが、健康診断を受けるようになって、採血って3回も4回も刺すもんじゃないことに気がつきました。

というのも、健康診断だと、薄いカーテンの仕切りごしに隣の受診者が採血している様子がチラリと見えることがあるからです。

私がいる間、隣はほいほい採血し終わって、どんどん新しい受診者に入れ替わっていくじゃないですか。お見合い回転ずしみたいだ、ローテーションがすごい!と思いながら自分の腕を見ると、空っぽの注射器が刺さってたりします。吸いなさいよ血液を。

 

そんなわけで看護師さんにはいつも採血でお手間をおかけしてしまいます。

だいたい最初は左腕(利き手と逆だから)を差し出すのですが、看護師さんが「あれ?」という顔をするので、右腕も見てもらうと「おや?」という顔をします。

ゴムバンドをぐぐっと二の腕に巻き付け、指をグーパーグーパー、肘の内側をさすって叩いて……からの「いや、血管どこ?」です。

看護師さんに話を聞いたところ、どうも血管が奥まったところにあり、血管自体も細く、さらにそこへ低血圧が手伝って、「いや、血管どこ?」になるそうです。

採血で時間をとらせてしまい大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ただほんの少しだけ、ほんの少しだけですけど、「血管不在の腕を持つ者」みたいなキャラを自覚しているのも正直なところです。私の腕は中二病に蝕まれています。

だってね、看護婦さんが「血管不在の腕を持つ者」の腕に果敢に立ち向かう姿がすごくドラマチックで良いんですよ。

看護師さんが私の腕を凝視しながら

「これは…久々に……。」

って静かにつぶやこうもんなら、そりゃあカチンコ鳴るじゃないですか。物語始まった!って。

 

 

看「これは…久々に……。」

 

私『大丈夫ですか?右腕に変えましょうか?』

 

看「いや、このままいきましょう。軽く親指をにぎってください」

 

私『は、はい』(指示通りにぎる)

 

看「少しチクッとしますよ…」(チクッ)

 

私『…………』(全然吸えてない…)

 

看「…………」(グリグリと注射器をひねる)

 

私『…………』(痛い…そして全然吸えてない…!)

 

看「…すみません、ダメでした…」(空の注射器をゴミ箱へ放り投げる)

 

私『いえ、右腕でやってみましょう!』

 

看「少し腕を叩いてもいいですか?」

 

私『はい、大丈夫です』

 

看「あ、見えやすくなりました!刺しますね!」(チクッ)

 

私『…………』(全然吸えてない…!)

 

看「…本当にすみません…」(空の注射器をゴミ箱へ放り投げる)

 

私『いえ、私いつもこうなんです!血管見えづらいみたいで』

 

看「ここまでの血管はなかなかですね…。もう一度、左腕でお願いしてもいいですか…?」

 

私『はい!』(勢いよく左腕を差し出す)

 

看「………逃げるなぁ」(探るように触診しながら)

 

私『逃げてるんですか?血管が?!』

 

看「…逃げてますね。血管が細くて奥にあるからかも。あ…低血圧なんですね。だからか」

 

私『す、すみません』

 

看「こちらこそ何度もすみません…次は奥まで刺すので少し痛いかもしれませんが…」

 

私『大丈夫です!痛みには強いので』

 

看「…はい、刺しますね」(ズブブブブブ)

 

私『…………!』(痛い!痛い!そして全然吸えてない!!)

 

看「…だめか…!」

看「あの、申し訳ないのですが、エコーを先に済ませてから、また来て頂いてもよろしいでしょうか」(空の注射器をゴミ箱へ放り投げる)

 

 

 

採血がこんなにドラマになるとは思いませんでした。バッドエンドだったけど。

それにしても看護師さんがアツいセリフをたくさん言うからたまらなかったですね。

「…逃げるなぁ」は名言。

 

この後、もう一度採血しに部屋へ入ったら、奥からいかにも重鎮といったベテラン看護師さんがお目見えになって、すごい技を駆使して1発で成功しました。

無事に感動のエンディングを迎えられて良かったです。

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ちなみにベテラン看護師さんのすごい技を説明すると、

左図のようにいつも腕を台に乗せて注射器をじっと見つめていたんですが、右図のように注射器から視線を外して、腕をぶら下げた状態だと血管が見えやすいようでした。

負けた感じがするので今までやせ我慢して注射器を凝視してたのですが、視線を外すことで血圧が低下する反射が起こりにくくなるらしいです。今までの戦いはなんだったんだろう。

 

 

採血ドラマ楽しいんだけど、針を刺すのは普通に痛いのでもう打ち切りにしたいです。

血行を良くして低血圧を治して、腕の血管に逃げないよう説得していこうと思います。

 

 

 

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右腕は人気がなくて1回しか刺されなかった

 

 

 

以上です。

 

サウナによる脳内麻薬のすごさを体験したい

 

サウナは良い、という話をよく聞く。

 

でも私はサウナをよく知らない。何度か入ったことはあるけど、特別な感情を持ったことはなかった。

世の中にはサウナと似た岩盤浴というものもあるらしい。岩盤浴の存在は前々から気になっていた。でも実際には見たこともなかった。何となく温かそうな砂利の上で人が寝そべってる画が浮かぶくらい。

なのでサウナ中毒の人に岩盤浴について教えてもらった。

岩盤浴とはこういうものらしい。

 

岩盤浴はサウナの刺激弱めバージョン

■温かい石の上で20~30分寝転がる→外の空気で涼む、を繰り返す

岩盤浴はサウナほど脳内麻薬が出ないけど、ゆるやかなキマリがある

■サウナを本番ありのゴリゴリなアダルトビデオだとすると、岩盤浴はちょっとエッチなイメージビデオ

 

一番最後の説明は分からなすぎて笑ってしまった。

サウナ中毒の彼はサウナの話をする時、恋愛や性に例えることがよくある。サウナを愛しすぎているからだろうか。たまにサウナを抱く、サウナに抱かれるみたいなことも言う。どっちなんだ。

彼をそこまで夢中にさせる魅力とは一体何なんだろう。

ということでその魅力を教えてもらうため、初心者に優しい岩盤浴のあるスパへ行ってきた。

 

 

 

 

サウナは苦行?

 

場所はらくスパ鶴見、設備の充実度が最強らしい。

鶴見駅かららくスパへ向かうバスの中で、サウナについて話をする。

どうも聞いていると、サウナの室温は高く、水風呂は水温は低い方がキマりが深いらしい。(水温が1ケタ台の水風呂をシングルと呼ぶのがかっこよかった。)

サウナで得る快感は血管の収縮によるものだろうから、温度差があればあるほど良いという原理は分かるのだけど、確か彼は前にこんなことを言っていたような気がする。

少しずつサウナと水風呂の温度差を縮めていって、最終的には日向から日陰に入っただけで脳内麻薬が出るようになりたい。風が吹くだけで「ピース!」となるようなハッピーな体になりたい、と。

ところが最近は、サウナに熱さを、水風呂に冷たさを求める傾向にあるという。

それだと温度差を縮めるどころか理想と離れていってるのでは?そんな私の疑問に彼は穏やかな顔で答えてくれた。

ブッダは苦行の末に、苦行では悟りを開けないと気づいて、苦行をやめ、悟りに至った。苦行は直接悟りに至るものではなかったけど、無駄ではなかった。今のサウナはその苦行の段階。」

彼は仏になろうとしてるのか。スパの残り香のするほっこりしたバスが、突然、壮大なスケールになってしまった。こわい。

サウナ仏と一体どんな体験ができるのか。こわいけれどワクワクが止まらなかった。

 

 

 

 

岩盤浴のタイプによって楽しみ方が変わる 

 

入館し、着替えを済ませて、さっそく岩盤浴に入ることに。6種類もあってどれにしようか迷う。アトラクション感があって興奮する。

館内着のまま入れるのもいい。大人数で来ても楽しめそう。

 

 

 

小石の上で寝そべってみた

まずは小石の上に寝そべるタイプの岩盤浴へ。

室内は満員にも関わらず静まり返っていて、薄暗さの中でかすかに人の息遣いだけが聞こえる。

極力を音を立てないよう石の上にタオルを敷き、慎重にタオル目掛けて体を預ける。

上下の位置を見誤ってしまい、ブロックの枕と後頭部の位置が合っていなかった。フィットさせようと体をずらす度に小石が鳴る。ゆっくり、意識すればするほど音を立ててしまう。人の気配だけがする静かな空間。定まらないベスポジ。ずれ始める体の下のタオル、鳴りやまない小石の音。じゃりじゃり、ごそごそ、ごめんなさいごめんなさい。

変な汗をかいてしまった。

初めての緊張感からどうして良いのか分からないまま20分過ごす。エレベーターで見知らぬ人と乗り合わせた時の感覚に近かった。無言の気まずさがすごい。

たぶん変に意識しすぎたせいなので、経験を積んでリラックスして寝転がれるようになりたい。

 

 

サウナみたいな岩盤浴でキマる

次に入った岩盤浴は座るタイプで、ガラス張りで解放感のあるおかげか緊張せず入れた。室温は岩盤浴にしては高め、というか低めのサウナという表現の方がしっくりくる。

彼とああでもないこうでもないと世間話をしながら良い汗を流す。

 

テラスのベンチで休憩をした。たまに吹く外の風が体の火照りを優しく冷ましてくれる。

噂によると、この温まった体を冷やしてる時に「キマり」や「イキ」が訪れるらしい。

私はそれがどういう感覚なのかはまだ理解できていなかった。汗を流してスッキリする気持ちよさとはたぶん違うのだろう。

話を聞く限りでは、天井がぐるぐると回る感覚とか酔っぱらった状態に近いらしい。どうにか体験してみたい。

ふと彼の方へ目をやると、目がイッていた。

まばたきをせず一点を見つめ続けていた。最初は、何を見てるんだろうと思ったけど、彼の視線の先を追ったら宙しかなかった。

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人のイッてる顔を見ることってそうそう無い。

視線がおぼつかないというような酩酊状態を想像していたけど、完全に静止状態、まるで蝋人形のように固まっていた。

 思わず「大丈夫?!」と声をかけたら

 

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「けっこう今いい感じ」

とのことだった。

そうか、イクって無の状態になることなのか。

 

 

 

プラネタリウム岩盤浴は寝苦しい

休憩後はプラネタリウム岩盤浴へ。

寝そべりながら天井の星座を眺める。キレイ。だけど星座の知識に乏しくよく分からない。夏の熱帯夜ぐらいの微妙な室温も手伝って、頭上に「?」が出てしまう。

何となくロマンチックな話でも聞きたいわねってことで出た話が交通事故の話。「惹かれる」と「轢かれる」が良い感じにかかってるだの、でもそれはロマンチックじゃないだの言っていたら、最終的にイカつい看守みたいな係員さんに静かにしろと怒られた。

コントみたいで面白かった。

 

 

 

ロウリュウで熱風を浴び、再びキマる

 最後はまたサウナスタイルの岩盤浴へ。

タイミングよくロウリュウ(係員さんがうちわで扇いで熱波を浴びせてくれる)の時間だった。

しかもRORYU BOYS8というパフォーマンスグループが盛り上げてくれるらしい。

具体的にはお客さん全員でしりとりをしたり、学園天国でコール&レスポンスしたり、タオルを回したりした。こういうのは全力で参加した方が楽しいでちゃんとやりたい。

RORYUBOYS8が汗だくで軽快なトークをしている最中、隣の彼は宙を見つめながらイッている状態だったのだけが気がかりだった。(しりとりやタオル回しはちゃんとやってた)

体が冷えた時がイキのタイミングだと思ってたけど、繰り返す内にサウナに入ってる時でもキマるようになるのかもしれない。

 

 

 

 

サウナ愛を確認できた1日だった

 

最後にまたテラスで休憩をした。ほんのり涼しい夕方の風が気持ちよかった。

自分自身、キマったのかよく分からなかったけど、ふわふわとした心地よさを感じた。確かにほろ酔いに近く、でもそれよりも穏やかで爽快で、少しの頭痛と疲労感もある。これを洗練していけばキマるのだろうか。いつか極めたい。

サウナのキマりを語っている時に、ふと彼が

「注射でサウナの成分を体に取り込めてイケれば良いのに」と物騒なことを言っていたのはこわかった。もうそれサウナじゃなくて良いのでは。

彼にとってサウナは恋愛で、仏への道で、ヤクである。ぶっとんでいる。

 

 

この後、お風呂へ入り、1時間後に彼と顔を合わせて驚いた。

沐浴した後の赤ちゃんみたいな顔をしていた。どうやらサウナをキメてきたらしい。通りでツヤツヤなはずだよ。炊き立てのお米みたいだよ。

幸せそうな彼を見て、なるほどサウナっていいなって思った。

 

スパはアミューズメントパークみたいでとても楽しかった。また行きたい。

サウナもどんどん行ってみよう。もっと知りたいサウナのこと。

 

 

以上です。