最高のスポット「岩下の新生姜ミュージアム」へ行った思い出

ある日、どういう流れでそうなったか忘れたけど、兄夫婦と栃木県の「岩下の新生姜ミュージアム」に行こうという話になった。

いつか行けたらいいね~かと思ったら、ぜんぜん普通に行くことになった。

ということで今回は、ふわふわとした関係性の親族でいく日帰り旅行の思い出を綴っていきたい。

 

 

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下道でのんびり向かう

 

今日は兄が一日運転をしてくれるらしい。運転中、眠くならないようみんなで盛り上がっていきたい。

BGMは兄夫婦が持ってきた大塚愛のライブDVD。

「あれ、大塚愛のこと好きだったんだ、知らなかった」

と兄夫婦に言ったら、特に好きではないとのこと。当時流行ってたからなんとなく買って、今もなんとなく聞いているらしい。2人を見たら確かに無表情で大塚愛を聴いていた。こわい。私も大塚愛に対して特に思うことがないので気まずい。

盛り上がってるかーい?と、13年前の大塚愛がスピーカー越しにあおってくる。私たちは無の感情でそれを受け止めた。

最後は「大塚愛ってけっこう関西弁なんだね」「そうなんだよ」という会話をして不気味なライブは幕をとじた。なんなんだ。

 

 

 

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埼玉県にさしかかった頃、「家族レストラン坂東太郎」という看板をちょくちょく見かけるようになった。気になる。

坂東太郎の看板を車内から執拗に撮っていたら、兄がそんなに気になるなら見に行ってみようと提案してくれた。

 

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坂東太郎のかっこよさにしびれた。まだオープン前の誰もいない駐車場を一周して色々な角度から坂東太郎を眺める。良い。さっきの無の大塚愛はなんだったんだというぐらい車内は盛り上がった。

 

 

 

 

 

県境を眺める

 

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出発してから3時間。道の駅きたかわべで休憩。

 

 

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でっかいおにぎりにはロマンがあるね。

 

 

 

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道の駅のむかいにあったスポーツ遊学館に入ってみることに。屋上に展望デッキがあるようだ。

 

 

 

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景色を撮ろうとすると必ず兄がピースしながら入ってくる。やめて。

 

 

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展望デッキからちょうど埼玉県と群馬県を走り抜けるランナーを目撃できてよかった。

 

施設の係員さんによると、すぐ近くに埼玉県、群馬県、栃木県の県境があるらしい。全国でも平地にあって歩いて行ける3県境はここだけとのことだった。それはぜひとも見てみたい。

 

  

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徒歩5分ぐらいらしいので、散歩がてら行ってみよう。

 

 

 

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堤防沿いの菜の花がとてもきれいだった。

 

 

 

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畑のあるのどかな風景

 

 

 

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のどかで落ち着くね~と3人で言い合いながらのんびり歩く。

 

 

 

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そしたら背後から工事のおじさんが「おーーい」と声をかけてきたので振り返ると、「3県境ならここだよ」とジェスチャーしていた。

そこに3県境が?! 

 

 

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すいやせん、すいやせん、と言いながら見に行く。

 

 

 

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ここが3県境…… 

 

 

 

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埼玉県、群馬県、栃木県の境目……!

 

 

 

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こんな感じであるんだ3県境!

 

 

 

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3県を股にかける夫婦

 

「ここが3県境でござい!」と仰々しくアピールするでもなく、ただ「ある」という感じだった。それがすごく良くて、のどかな風景ともマッチしていたと思う。

 

 

 

 

 

佐野ラーメンを食べる

 

栃木県といえば佐野ラーメン。これは食べておきたい。

 

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http://sano-kankokk.jp/goods/580/

佐野市観光協会のページもラーメン推し。かわいいキャラが決死の麺リフトをしている。

 

 

まずは佐野駅近くの「らーめんミニ博物館」へ向かうことにした。ここには色んなお店の佐野ラーメンフィギュアが飾ってあるらしい。

  

 

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それにしても、ゆるキャラさのまる君がかわいくて気になってしまう。さのまる君は頭に佐野ラーメンを、腰にイモフライの剣をさしている。かわいい顔してなかなか脂っこい装備だ。

 

 

 

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イモフライの剣がでかすぎる

 

 

 

  

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ラーメンフィギュアは臨場感がすごかった。本当に実物を見比べてるみたいな。すべての観光地でこのシステムを導入してほしい。

 

 

 

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どのラーメンもおいしそうで、これから食べるべきラーメンを3人で話し合った。自分が気になったラーメンをプレゼンし合うのも楽しい。

 

 

 

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食べたラーメン。お店の名前は忘れてしまった。

鶏ガラの澄んだスープが大変おいしかった。ラーメンのなかで佐野ラーメンが一番好きかもしれない。

 

 

 

 

岩下の新生姜ミュージアムを見学する

 

スーパーやコンビニのお惣菜コーナーでよく目にする岩下の新生姜。それのミュージアムだ。

ここは良いぞと常々うわさを耳にしていたので期待が高まる。

 

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兄夫婦は新生姜ミュージアムがどんなところなのか事前情報を一切入れてきていないらしい。

イメージしていたよりも立派な外観にテンションが上がっていた。よかった。

 

 

 

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入口で新生姜グッズを手に取る兄。新生姜のペンライトらしいのだけど、この形って……。兄嫁をちらっと見たら無表情だった。兄も無言だし、私もどうしていいのか分からなかった。ふわふわとした親族で来る場合は、新生姜のペンライトを手に取ってはいけない。

 

 

 

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様子がおかしかったのはペンライトだけで、他はかわいらしいグッズばかりだったのでひと安心。これは漬け汁の自販機。

 

 

 

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岩下の新生姜の香りのルームフレグランス。刺激的なのかと思いきや、さわやかで良いにおい。

 

 

  

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創業1987年から現在までのパッケージギャラリー

  

 

 

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こんなにも視界を岩下の新生姜にジャックされたことはない。

 

 

 

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どの展示も見せかたが大胆で目を奪われてしまう。生姜ってアートだ。すごくきれい。

 

 

 

 

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岩下の新生姜は、一般的な根しょうがと明らかに形が違う。

 

 

 

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こういうことらしい。手間がかかってるんだなぁ。

学びになる展示も多くておもしろい。

 

 

 

 

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私が一番心を動かされたのは、この新生姜の部屋。

中に入ると……

 

 

 

 

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新生姜がベッドで休んでいた。いや、新生姜の部屋だからそれはそうなんだけど。なんで?! という感情が止まらない。

 

 

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新生姜の独特な形状がこの世界観を作り出しているのだろうか。わからない。興奮してたくさん写真を撮った。最高の部屋だった。

 

 

 

 

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でっっっかい岩下の新生姜になれる顔はめモニュメント。やはりでっかいものにはロマンがある。

しかも時間になるとここでプロジェクションマッピングが始まるらしい。

 

 

 

 

※ぜひ音声つきでお楽しみください

 

 

 

岩下の新生姜ミュージアム、こんなに素晴らしいとは。ふざけてるのかと思いきや大まじめで、そこがまたおかしくて、すべての展示が全力だった。こちらも全力で楽しませていただいた。

この充実っぷりで入場料無料って一体どうなっているんだ。なんなら私は支払いたい。

 

 

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最後にみんなでオリジナルジンジャエールを飲んだ。ぴりっとパンチがあって締めくくりには持ってこいの味。

 

 

 

最初は不安もあったけど、ふわふわとした親族でいく日帰り旅行はすごく楽しいものになった。ありがとう栃木県。

めでたしめでたし