都会のオシャレなパフェにこてんぱんにされた

新宿のとあるカフェに全長30cmのビッグパフェがあるという情報を耳にしました。ビッグパフェ、なんて芳しい響きでしょうか。

しかもただ大きいだけではなく、おいしいらしい。量と質を両方兼ね備えたパフェ…?

そんな世の理に反したパフェが存在するというのなら、食べに行くしかありません。

ということで、ビッグパフェをおいしく食べた記録と興奮を綴りたいと思います。

よろしくお願いします。

 

 

 

 

まずは下調べで相手を知る

 

せっかく行くからには前もってパフェについて知識を深めておきたい。

そう思い、お店のホームページを開いて事前調査に取り掛かりました。

 

 

SALON BAKE&TEA

http://salon.adametrope.com/bake/

 

季節のパフェ

ファッションアイコン、ブリジット・バルドーが名づけたといわれる南仏の伝統スイーツ”トロペジェンヌ”を新しい形で表現した、全長約30cmのビッグパフェ。

スプーンを入れるごとに変化する旬の素材と食感をお楽しみください。

 

…うん?序盤からもうどういうこと?

読んだ感じ”トロペジェンヌ”を重要とみて、画像検索をかけます。

 

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おいしそう。なるほど、洋風どら焼き。

パン生地にクリームを挟んだお菓子らしい。いいですねぇ。

 

「季節のパフェ」ということで、季節ごとに中身が変わるようです。

今の季節はパフェ・オ・フレーズという苺のパフェでした。

 

パフェ・オ・フレーズ

旬の苺と相性抜群な、香ばしいピスタチオクリームや自家製イチゴジャム、軽やかなクリーム、さくさくした食感のバニラクランブルやフィヤンティーヌのコンビネーション。上に乗せた苺ソルベでさっぱりと。

 

うわーおいしっそー。わー、フィヤンティーヌ。いいなー。いいけど、それ何?

 

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天かすみたいなやつらしいです。おいしさ間違いなし。

 

 

 

 

 

ビッグパフェとご対面

 

知識と興奮を充分に備えた上で、全長30cmのパフェとご対面です。

 

 

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真ん中の層にフィヤンティーヌを確認。良い…!

 

 

 

そしてこちらがパフェの全体像

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頭なげえええええええ

 

 

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これを思い出しました。

いや、ホームページを見た時にパフェの写真は確認してたんだけど、実物を前にしたらそのインパクトに動揺しちゃって。

 

頭なげええええとはいえ見てください。この姿。おいしそうが止まらない。

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いいよ。美しいよ。 

 

ところでトロペジェンヌこと洋風どら焼きをメインとしているようですが、

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トロペジェンヌってここの部分?

どうしよう、トロペジェンヌの元ネタもロクに知らないのに、アレンジがすごい。

 

店員さんからひと言、

「こちらの部分(トロペジェンヌ)は硬めのアイスバーなので、お皿に下ろしておくと少し溶けて食べやすいですよ。」

とアドバイスを頂いたのを思い出し、さっそくその通りに実行しました。

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下ろしちゃうと何かあれですね。落ち着きますね。興奮は全然治まらないけど。

 

そして恐る恐るスプーンをグラスに刺しこみ、ひと口。

そこからは完食まであっという間でした。

ピスタチオクリームも、苺ジャムも、ホイップクリームも、フィヤンティーヌも!全部おいしい…! 

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 地味な存在感ながら食感のアクセントとして大活躍した白いBB弾もご覧ください。最高でした。

 

 

 

 

 

アクシデント発生

 

グラスの中を空っぽにしたところで、気になるのはお皿に下ろしたトロペジェンヌ。

そろそろ溶けて食べ頃だろうとスプーンで突いてみます。

かたい。カチコチだ。

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我慢できなくて、パンの部分は引っぺがして先に食べました。

 

アイスバーがほどよく溶けるまで、しばしテーブルの上のオシャレなお花を眺めます。

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プリザーブドフラワーかしら。これって確かお高いのよねぇ、おほほ

 

なんて思いつつ、ちょいちょい様子見でアイスバーに取り掛かるのですが、全然スプーンが通らない。

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「ぎぎぎぎぎ」

スプーンの側面を使ってナイフのように突き立てるも歯が立たず。

ほんとに信じられない硬度なんだけど、このアイスバー何なの。ムキになってスプーンでアイスバーを刺します。

アイスバーに跳ね返されたスプーンは空振ってお皿にぶつかり「ッカーン!」と甲高い音を店内に響かせました。

ここで諦めるわけにはいかない。だって早く食べたい。強い気持ちを持ってアイスバーへ向かいます。

アイスバーとスプーンが交わり弾ける度「ッカーン!ッキーン!」

何度も繰り返される「ッカーン!ッキーン!」

女子しかいない華やかな空間で「ッカキーン!」

いや何これ、チャンバラ?

なぜ私はオシャレなカフェで1人チャンバラをしているのか。混乱してきました。

とにかく早く決着をつけたい。自然とスプーンを握る力も強くなります。

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力を入れる余り、殺意がある時のナイフの握りになってしまいました。

でもいける。この握りなら間違いなく、アイスバーをカチ割れる。

 

いっけええええ!

 

 

 

 

 

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この後、アイスバーはテーブルの場外へすっ飛び、荷物カゴの中に入れた私のリュックの上に着地しました。

 

恥ずかしすぎて風の速さで退店しました。

完敗だ。

 

ありがとうございました。