ひとカラに行こう

ひとりカラオケって楽しいですよね。

私はよく行きます。週1ペースで7年間通っています。もう楽しいのか楽しくないのかよく分かりません。

 

さて、近頃はひとカラ人口が増え、さらにはひとカラ専門店も出来たりと、「ひとカラ=恥ずかしい」という風潮も昔に比べるとだいぶ薄くなってきているようです。

とはいえ、やっぱりひとカラはちょっぴり気恥ずかしい。鉢合わせた団体さんにクスクス笑われちゃう?店員さんに裏であだ名つけられちゃう?そんな不安もあるでしょう。でも安心して下さい。いくつかのポイントを押さえスマートにこなせば楽勝です。

仕事の後にさくっと1人でカラオケに行ければ、仕事でたまったストレスもあっという間に吹き飛びます。ああ、ひとカラってなんて素晴らしい。

 

というわけで、今回は7年間で培った経験を元に編み出した、ゴリゴリに偏ったひとカラマイルールをご紹介したいと思います。ご参考になれば幸いです。

 

 

 

 

1、お店選び

 

シダックスをおすすめします。理由は以下の3つです。

 

①毎週水曜日=レディースデー、毎週木曜日=メンズデー

ルーム料金2時間無料の日があります。会員であること、480円以上の飲食物のオーダーが必須、という条件付きですが、それでもお得ではないでしょうか。

 

②客層

シダックスは年齢層が高く落ち着いたイメージがあります。ルーム料金の安い歌の広場やカラオケの鉄人は、学生の団体とか急に他人の部屋に突入してきそうな恐い輩で溢れている(という偏見を持っている)ので、避けておきましょう。

 

③清潔感

歌広カラ鉄って何でいつも床がベタついてるんですか?その点シダックスの床はサラッサラなので安心です。

 

 

 

 

2、入店と受付

 

おそらく一番の関門ではないでしょうか。

ただここさえ乗り越えてしまえばあとは楽勝です。勇気を振り絞って受付をしましょう。

店員さんとの会話はなるべく少ないキャッチボールで済ませるのがポイントです。下記の5点を簡潔に店員さんに伝えます。

①会員証を提示

②利用人数は1人

③メンズデー又はレディースデーを利用

④希望機種

⑤ワンオーダーする品物

 

※④希望機種が特にない場合は、禁煙(又は喫煙)で空いてる部屋を指定するといいかもしれません。希望機種がある場合は、「えーっと・・・」と前置きを入れ素人感を出すのもベター。

※⑤部屋からでも注文は出来ますが、入店前にあらかじめ頼みたいメニューを決めておき、受付時に注文します。

 

 

 

 

3、入室

 

部屋にさえ入ってしまえばもうこちらのものですが、少しだけ待ってください。事前準備を済ませましょう。

 

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①空調のスイッチをオフにする。

カラオケの空調って部屋の広さに見合わず仰々しくないですか?暑いか寒いか喉が乾燥するかのどれか。または全部。ならいっそ空調は切ってしまいます。

 

 

 

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②のど飴をテーブルの上にスタンバイ

おすすめは浅田飴ガードドロップです。すぐに食べ終えるひと粒あたりのサイズ感、そこそこ高いのど飴への信頼感。

 

 

 

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③シワになる心配のない上着は無造作にソファーにかける。

 

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④バッグ、マフラー等も適度に散らかす。

外から部屋の様子が見えた時に、1人だということを悟らせない為のカモフラージュです。

そうこうしている内に受付で注文した飲み物が到着しました。この準備の時間に来るのがベストタイミング。ドリンクを運んできてくれた店員さんに歌っているところを見られて切腹せずに済みます。

この日はホットティーと、同時にお冷をお願いしました。これも1人悟らせずカモフラ。

 

 

 

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⑤電気を消し暗闇に身を溶かす。

いよいよリサイタル開演です。好きに歌いましょう。同じ曲を何度入れても良し、歌えなかったら演奏停止しても良し。

 

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1曲目にゆずの初期のアルバム曲を入れても何の問題なし。場の空気とかないから。あえてハモりパートを歌ってもいい。

 

 

 

 

4、色々遊んでみよう

 

機種に搭載されている色んなコンテンツで遊んでみても楽しいです。

 

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歌唱指導が気になったので、試しに「基本編」を選択したところ

 

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TRFっぽい人が10分間ストレッチをする映像を見て終わりました。びっくりした。

 

 

 

個人的によく遊ぶのは分析採点系のコンテンツです。

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音程やタイミング、ビブラートなんかを細かく分析し、さらに自分の声域に合った曲をおすすめしてくれます。これ友達にやられたらめちゃくちゃうざいですね。

 

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歌ってる最中は画面上に音ゲーのようなスコアが流れてくるので、タイミングや音程を確認しながら歌えます。

美味しんぼのDang Dang気になるはどうしても1テンポ置いてリキが入ってしまいます。

 

こちらは歌い終えた後の評価画面。

f:id:oni-gawara:20161113225652j:plain「あなたの声は人を酔わせます」

「よせやい!照れる!」

というような茶番も出来るので、寂しいひとカラにとって強い味方でもあります。

 

 

 

 

5、退室、精算

 

退室予定時間10分前になると、フロントからインターホンでお知らせがくると思いますが、歌っている途中だとコール音に気づかないことがあります。

私は気づかずに大熱唱していたら、直接部屋に店員さんが入ってきて10分前を告げられ吐血しそうになったので、余裕を持って15分前に退室します。

部屋を出る前に確認したいのは、採点系のコンテンツを終了させ、独自の音量バランスは初期値に戻し、テーブルの上も適度に片づけておくことです。

良客アピールになります。いかに良客であり、いかに印象に残らないかが今後ひとカラに通うにあたって重要になるからです。

 

最後にフロントで精算になります。1秒でも早くシダックスから脱出する為に、小銭、少なくとも千円札を用意しておきます。

お釣りの受渡しの際はサービス券やレシートなどの紙類で手元がわちゃわちゃしタイムロスになるので、小声で「おつりだけでいいです。」と告げたら完了です。

小銭を握りしめて一目散に帰ってください。

 

 

 

以上です。

入店から退店までのポイントを書かせて頂きました。

他にもカラオケの機種や選曲、歌う時に最適なドリンクなど、マイルールは個々の好みによって増えていくと思います。そのこだわりを極めていくのもひとカラの醍醐味ではないでしょうか。

行ったことのない人も是非チャレンジしてみてください。シダックスが潰れる前に。