近所のネコを撮ることに毎晩勤しんでいる者です、どうもこんばんは。
ネコとは帰り道で毎日顔を合わせているのですが、懐いてくれる気配はありません。
見てください。友好の印として手を差し出しても全然ウケていません。
やはりエサをあげない人間とは仲良くしてくれないのでしょうか。
そんなネコに冷たくされ続けていた日々でしたが、実は最近すごい発見をしてしまいました。なんと誰でも簡単にネコをお触りできる方法があるのです。
その方法をとれば人見知りのネコちゃんも時間無制限でお触りし放題。
そんな夢のような話は信じられないですか?すみません、本当の本当なんです。
ということで早速その裏技をお披露目したいと思います。どうぞ皆様ご活用ください。
発見した瞬間は、雷に打たれたかのように全身に衝撃が走りました。
これだ!遠近法だー!って。
すごくないですか?ネコちゃんをどれだけ撫で回してもOKなんですよ。だって触ってないから。
強いて言えば触ってるの「宙」だから。
距離を調整すればシルバニアファミリーのサイズ感を楽しむことも可能です。
よーしよし、後頭部を優しくなでてあげようね。
指先サイズの豆ネコとか可愛すぎませんか。
背中ちょうどかゆかったんじゃない?巨大な指で掻いてあげようね。
いや、すいません、予想外の行動されると困るので降りてもらっていいですか。
ミリ単位の繊細な指運びを求められるのでこっちも真剣です。
よーしよしよし、頭頂部をそっと押してやろうね。
慣れてくると、うまく距離を調整して2匹同時プレイも可能!
3日間ほど裏技を使ってネコと触れ合っていたのですが、飽きたのと、何より正気に戻ったので普通の写真撮影に戻りました。
この日はなぜか近づいてもネコちゃんが逃げません。
しかも明るい街灯の下で鮮明な写真を撮れるまたとないチャンス。
左下から差し迫る私の影がこわいんですけど、全身から友好的なオーラを放出しておりますので誤解されぬようお願いします。
ゴーストの影ではありません。私です。
それにしても逃げないのはありがたいけど、全くこっちを見てくれないネコちゃん。
手出しちゃう。ねぇこっち見てよ。
そういえばネコには目の前に出された尖ったものを嗅ぐ習性があったのをふと思い出しました。動物番組内で読モが指先をネコに差し出すとクンクンと嗅がれ、読モとネコが自然な流れでお近づきになっていたのです。
それならばと、こう!
ガン無視ですよね。
まぁ私、読モじゃないしな。
今こっち向いたらキテレツのオチのシーンみたくなるから。我輩もう懲り懲りナリ〜って円型のフレームで絞ってくやつ。
なるから何?と言わずに、さぁ目線をこっちへ!
とか何とかやっていたらかなり近くまで来れました。こっちの方は全然見てくれないけど。そうだよね。私読モじゃないし。どっちかといえばゴースト寄りだから姿が見えてない可能性もあるよね。
と思ったら横目でこっち見てたー!めちゃくちゃ警戒してたー!
この後すぐ逃げていきました。
次の日、お水を飲む姿を見かけました。
バックショットもたまりませんねぇ
お水を飲み終わったネコがこちらへ振り返ったので、また懲りずに指を差し出すと
奇跡が起こりました。嗅いだ…触れたー!
うそ…私、読モに…読モになった…!
よくよく思い返すと少し前に焼き鳥を食べていたので、指についた残り香を嗅ぎにきたようです。
なので今後ネコに嗅がれたい夜は焼き鳥を食べようと思います。
ありがとうございました。