こちら、お気に入りのパン屋さん「パルテノン」です。
くせ毛風のちゅるんとしたフォントがかわいい。
いわゆる町のパン屋さんと言うんでしょうか。素朴で美味しいパンをたくさん売っています。
ということで今回はこちらのパン屋さんをご紹介したいと思います。
理由は私が好きすぎるからです。
「良い」と「美味しい」をひたすら書いていきます。
よろしくお願いします。
焼きたてパンの魔力
朝タイミングが良いと、焼きたてのクリームパンにありつけます。
焼きたてのパリッと張った生地を割れば、つやつやのカスタードクリームがお目見えに。
このカスタードクリームがですね、プリンのような優しいタマゴ味ですんごく美味しい。
ヤケドしそうなほど熱々のクリームパンをキメ、朝から多幸感に浸ります。
すっかり焼きたてパンの魔力に憑りつかれ、またクリームパンを買いに行ったある朝のこと。
その日はまだ焼き上がり前と知らされ、肩関節を脱臼した人くらいの感じで肩を落としていたら、同情したお店の方がその場で別のパンにカスタードを挟んでくださいました。
その節はありがとうございました。すごく嬉しかったです。美味しかったです。このご恩は一生忘れません。
肩関節もこの通り。脱臼せずに済みました。
(お店のご厚意で粋な計らいをして下さいますが、忙しい時間帯もあるので、あまり調子に乗らず脱臼等には気を付けたいと思います。)
オリジナリティ溢れるパンのラインナップ
まずは菓子パン。
1つで色んな味を楽しめる三色パン。でもチョココロネも捨てがたい。
そして何と言っても、手描きのプライスが味わい深く良いのです。デニュシュ
半透明タイプの鼻の「あんぱんまん」は可愛いですが、中はカスタードクリームなのでご注意ください。
そして注目すべきは総菜パンの豊富な種類!
テリ焼チキン、チキンカツ。
ポテトグラタン、お好み焼き。
マカロニグラタンもあります。
ベジタブル、カレー。
そうなんです。料理がそのままパンになっているんです。直球でぶつけてくる感じたまらない。
味は想像通りなんだけど、どれも美味しくて期待を裏切りません。
中でも一番好きなのはお好み焼き。
ベーコン、チーズ、半熟たまご、キャベツ、桜海老。青のりとソースの味もします。
ひと口ごとに違う食感、色んな味がして咀嚼が止まりません。ベースのパンも具の水分で丁度いいしっとり加減。ああ、褒めるところしかない。
こちらは「サラミ」じゃなくて「サラミパン」
ピッツァとピザが混ざったらしいピッザパン。惜しい。
「料理名」の後ろに「パン」を付ける付けないのルールをまだ見極めていないので、いつか法則性を発見したいものです。
こちらはざっくりネーミングシリーズ、ランチパン。
何が入ってるかは食べてからのお楽しみということでしょうか。
毎回違う具なのか、中におこわが入っていた日もありました。米は具、パンは器という概念、すごいぞランチパン。
ざっくりネーミングシリーズ、デラックスパン。具は何だろう。
頑張りたい日に食べたいボリュームの一品ですね。
店員さんはみんなおばあちゃん
店員さんはどの方もおばあちゃん。工房でパンを焼いてるのはおじいちゃんです。
みなさん優しいのでつい甘えてしまいます。クリームパンあります?って。
そういえばいつからこのお店はあるんだろう?と思い、お店のおばあちゃんに尋ねてみたら、今年で40年目になるんだそうです。わー自分より大先輩だったとは。
「お店が出来た頃は学生だったお客さんも、今は孫を連れてくるのよ~」
とニコニコしながら話すおばあちゃん。
何気なく通っていたパン屋さんにも歴史があるんですねぇ。
朝から良い話を聞けて温かい気持ちになりました。
その良い話に対して私も良いコメントを返したくなったので、ひと言残してからお店を出ました。
「私も今度孫連れてきます!」
未婚の自分がなぜこんな事を言ってしまったのか分からないし、おばあちゃんの(え?)って顔が忘れられない。
以上です。