こちらの自動販売機。前を通る度、気になっています。
歩道と駐車場を仕切るブロック塀の上に設置されているんです。
ブロック塀の高さは地面から60~70cm程でしょうか。そうなると上段の飲み物のボタンは2m近い高さに位置するわけです。
これ、どうやって飲み物買うんですかね。手届かなくない?
誰か買う人がいないかたまに見張ったりしたんですけど、まぁ誰もこの自販機に寄りつかない。
埒が明かないので自分で買ってみることにしました。
挑戦する前に目標とルールを決めました。
目標:最高難度の飲み物ボタンを押す
土台のブロック塀は右から左へ向かって高くなっているので、
最高難度(一番高い位置)のボタン=上段左側にあるブラックコーヒー
ということになります。
ルール
■自然な感じで買いたいからジャンプはしない
■がんばらない・やりすぎない・不審者にならない
正攻法で挑む
目の前にそびえ立つ自販機。高い。
目測で察してましたよ。届かないって。
でももしかしたら届く可能性もあるじゃないですか。
左側から見つめても届かないものは届かない。
もちろん右側からでも同じ。
通行人だ、危ない!
ルール上、不審に思われたらアウトなので自然体を装いたい。
危なかった。
危ない!
ポケットに手を入れ、「さぁて今日は寒いしホットコーヒーでも買うとするか~」と全然普通に買える雰囲気を出してセーフ。
危ない!!
いったん距離を取り「あ、こんなところに自販機あったんだ~ウケる~」と滞在時間15分を思わせないフレッシュ感を出してセーフ。
けっこう人通りのある道なのに、本当に誰もこの自販機使わないんですよね。
私が見張ってたり、周りをうろついているからのような気もしますが、それにしても、です。
もしかしてみんな買う前から諦めてる?諦める前にやってみようよ、ねぇみんな!
回り込み作戦
正攻法が通用しなかったので別の手で挑みます。
正面がダメなら横からいけばいい。
この距離、いける。届く!
あ、全然届かない。
手を伸ばせばいけると甘く見ていたらこれだ。
しかもやってみたらちょっと恥ずかしかった。
自販機に片手を置いて絶望してるシチュエーションって一体何なんでしょうか。
がんばりすぎない、というルールなので諦めてブロック塀から降りました。
高を括ってたらこれだよ。足首をやったよ。
膝も痛めたし、もう何なのよ。
腹が立ったので、捻挫して体勢を直す流れの中で下から睨みつけてやりました。
自販機から屈辱を受けるとは…!
飲み物は買えないまま帰りました。
以上です。