水深8mの海中展望塔から見た海はリアルだった

 

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千葉県南東部、チーバくんでいうお尻のあたりにある勝浦へ遊びに行ってきた。

私も同じ千葉県に住んでいるが、このあたりは緑豊かで海が青くて荒々しくて、まるっきり景色が違うのでおもしろい。

今回は勝浦の良さとともに思い出を綴ってみよう思う。

 

 

 

 

 

ゆば工場のとれたてゆば

 

朝いちで訪れたのは大多喜町の「ゆば喜」。

名前のとおり、ゆば推しのお店だ。

 

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のどかな国道沿いに突然あらわれた大きな看板。朝のおぼろ豆腐みたいな空によく映えていた。

 

正直、お店に着く前は「ゆばってパッとしないよな~」と思っていたけど、この看板を見てほしい。

堂々としたゆばの看板に一気に気持ちが高まってしまった。

見せてもらいましょうか、御社自慢のゆばとやらをね。

 

 

 

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おぎゃーっと叫びそうになった。ゆばの主張!

上質なシルクのようにきめ細かく、艶やかにそよぐゆばがすごくきれい。

 

  

 

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私が注文したのは、汲み上げゆば。

お箸でゆばを持ち上げるとずしっと重い。助けて、ゆばが大量の出汁をまとってる。

慎重にゆばをすくいあげ、静かに口へ運んだ。

歯ごたえがある。初めて経験する弾力だった。

ひと口めはスナックのようにざくっとして、ぎゅむぎゅむと噛むうちにほどけてなくなる。なんなんだこの食べ物は。

お醤油ベースのスープも出汁が効いていてかなりおいしかった。

夢中でゆばをすすった。ゆばをすするなんて初めてだ。

 

 

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サンドイッチのゆばバージョン、ゆばイッチ。

中にチーズとハム、レタスが入っているらしい。

朝食にちょうどよさそうだし買ってみよう。

 

 

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さっきゆばをすすったと思ったら、今度は立派なゆばを握っている。

すべてが初めてで戸惑ってしまう。ゆば、君って一体なんなんだ。

(ゆばイッチはさっぱりしていておいしかった)

 

 

どんどんゆばのことが分からなくなってきた。

そういえばお店の看板に「工場見学」と書いてあったのを思い出した。

ゆばを知るために見ておかない手はない。

お店の人に聞くと、壁にカーテンがかかった小さな窓があり、そこから工場の様子が見えるらしい。

言われた通りカーテンをめくってみると……

 

 

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ずらりと並んだお鍋の迫力に息を飲んだ。圧倒的スケール。

そうか、豆乳の表面からたった一枚しかとれないとなると、こういうスケールになってくるのか。

 

 

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従業員のかたが慣れた手つきで端から順番にお鍋に箸を入れていく。

ホカホカのゆばが産声をあげる。私たちはゆばの新生児室を食い入るように見守った。

 

 

 

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見事な箸さばきに惚れ惚れしちゃう。

 

沸かした豆乳の表面に張った膜をすくって食べる。

改めて思ったけど、すごく大がかりな食べ物だ。

今までぱっとしないとか思ってすみませんでした。ありがたく食べます。

 

 

  

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店内ではゆば以外にも、お豆腐やがんも、お惣菜なども売っている。

 

 

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試食してそのおいしさに驚いたのがお豆腐。すんごいなめらかで濃厚。

オープンして間もない時間だったからか試食を色々いただいた。味見できるのはありがたい。

 

 

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そしたらおいしくてたくさん買っちゃった。

旅行の出だしとは思えない量だ。

 

 

 

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これは店頭に置いてあったリヤカー。

かぶさっているネットをめくると、 

  

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大量のおからが。好きなだけ持って帰っていいらしい。

心が弱い私たちはめちゃくちゃ持って帰ってしまった。

これから旅行なのに、だ。

 

 

 

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豆乳カプチーノとホット豆乳をテイクアウトして車で飲んだ。

ゆばも豆乳もヘルシーだけど濃厚なので、おなかがタプタプになった。幸せ。 

 

 

 

 

 

水深8メートルの海中展望塔

 

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勝浦海中公園に来た。

お目当ては水深8メートルにある海中展望塔だ。

海底から天然の魚を間近で見られるらしい。

 

 

 

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入場料金が海中の透明度によって変わるシステム

 

 

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この日は透視度低めの1m。悲しい。

でも料金が安いから嬉しい。感情のバランスがちょうどいい。

 


 

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遠くに見える白い建物が展望塔のようだ。

 

   

 

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展望塔までは海岸の上の橋を歩いていく。 

波の浸食でついたマーブル模様の崖がとてもきれい。

 

 

 

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橋から海を見下ろすと、昔の漁師が使っていたという生けすの跡があった。

切り取られたマーブル模様がミルクレープみたい。おいしそう。

 

  

 

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ゆっくり歩いて10分ほどで海中展望塔に到着。

建物が本当に海の真ん中に建ってる! 

 

 

 

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展望塔のらせん階段を下っていく。

96段あるらしい。帰りの心配をしながら大人たちがぞろぞろと下っていく。

 

 

 

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展望室に着いた。

コンパクトな丸い窓から海の青い光が部屋中に差し込んでいた。すてき……

 

 

 

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さっそく窓から海中を覗いてみよう

 

 

 

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なんかの……稚魚かな?

 

 

 

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魚だ! いや、ちがうな、昆布か。

 

 

 

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あの大きいのは?!

……なんだただの巨大な箱か。

 

 

 

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魚……いないね……

 

あからさまに落胆する私たち。

すると部屋の反対側で他のお客さんたちが騒いでいるのに気がついた。

急いで駆けつけると、なんと窓の外に魚たちが集まっている!

 

 

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魚って本当に海に住んでるんだ……!

ごく当たり前のことに感動してしまった。

釣りやダイビングの経験がない私にとって、はじめて本当のナマの海を見た気がしたのだ。

 

 

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はじめてのシマアジ(たぶん)
 

 

 

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写真と見比べる。似てるからきっとシマアジだろう。

 

 

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でっかいのいた! ボラかスズキ……のような気がする!

 

 

 

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写真はないけどきっとそう!

水族館だと区切られた水槽に決まった種類の魚が泳いでいるので、じっくり見れば判別できるが、ここは自然の海である。

魚を判別している暇はない。彼らはすぐに彼方へ泳いで行ってしまう。

その刹那的な出会いにゾクゾクが止まらなかった。

楽しい! これが大自然というものなのね!

 

 

 

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もはやシマアジしか分からないが、必死に魚を目で追った。

 

 

 

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シマアジ

 

 

 

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数が多くなってきてかなり忙しい

 

 

 

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頭がおかしくなるかと思った

 

容赦ない魚の群れに狂いそうになりながら、リアルな海を夢中で眺めた。

透明度が低くてよく見えないのもかえって良かったのかもしれない。

世の中にはうっすらチラ見せされたほうが興奮する物事はたくさんあるが、それは海中の魚にも当てはまるようだ。

 

ちなみに唐突に魚の群れが現れたのは、定期的に撒き餌をして魚を呼び寄せているかららしい。

窓から見えた大きな箱がどうやら餌が入っていたっぽい。

 

海中展望室、とてもすばらしかった。

透明度が良い日にもまた見に来てみたい。

 

 

 

 

海岸からすぐそこ、海の博物館 

 

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海中展望塔からすぐ近くの「海の博物館」にも立ち寄ってみた。

 

 

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入口に置いてあったでっかいクラゲを見て、ここはいい博物館だと確信した。

 

 

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海の生き物のはく製が充実している。海が近いから鮮度のいいはく製かもしれない。

 

 

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さっきまでリアルな魚群が目の前を泳いでいたのに、今は加工済みの魚群に取り囲まれている。ウソみたいな体験をしている。そのギャップに頭がクラクラした。

 

 

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なんだかかっこいいボックスがあった。まぁまぁ大きい。中に何かあるのだろうか。

 

 

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窓は暗くてよく見えない。近づいてみよう

 

 

 

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うそ、カニがパーティーしてる 

 

 

 

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なんだ今の……

窓の場所を変えてもう一度のぞいてみる。

 

 

 

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やっぱりカニがパーティーしてた

 

この博物館、夢の中みたい。 

 

 

 

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他にもかわいらしい生物をチェックしたりした。

タコノマクラかわいい。 

 

 

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マンジュウガニシリーズはもれなくかわいい

 

 

 

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海の中の生き物だけではなく、勝浦周辺で見られる生き物全般も展示されている。 

 

 

 

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植物なんかの情報も充実している

 

 

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くっつく種をリカちゃん達のオシャレ着にまぶすという斬新な手法がよかった

 

 

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圧倒的ボリュームで彼女の着こなしが優勝だと思いました。

 

 

他にもシアターでの上映や、部屋いっぱいの大きさのクジラの骨格標本の展示があったり、充実の内容の博物館だった。

ここで勝浦の全てがわかるので、海岸や海中展望塔で見かけた謎が伏線として回収されるのもおもしろかった。

 

 

 

 
チーバくんのおしり周辺はとても楽しかった

勝浦はとても良い場所だった。

機会があればぜひ行ってみてほしい。

 

 

最後に道の駅で見かけた、目のきれいな牛をお届けして終わりたい。

 

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きれい……
 

 

 

【みはしのあんみつ】飢餓みはしを実行したとき人はどうなるのか

 

「今、そこにみはしがあったら、あんみつ食べたい?」

 

 

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お寿司をもりもり食べている時に、隣の友人がそう尋ねてきた。

友人は私がみはしのあんみつに夢中なことを知っている。

だからこのタイミングでみはし愛を試すような質問をしてきたのだ。

 

「食べたくないかなぁ……」

 

私の返答を聞くと、友人は手元の茶わん蒸しに視線を落とした。

しまった、がっかりしている。どうやら誤解を与えてしまったらしい。

私はいつ何時でもみはしのあんみつを愛してる。

だからこそ今は食べたくない理由がちゃんとあるのだ。

きちんと説明しなければ。

 

「この満腹の状態であんみつを食べに行くのは、みはしに失礼」

 

友人のまぶたがぴくっと動いた。

 

 

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「みはしのあんみつの魅力にボリュームっていう要素があるんだけど、それはおなかに余裕がないと100%楽しみきれないから……」

 

友人は顔を上げ、こちらをじっと見つめた。

 

「前までは胃袋にちょっとでも余裕があればギリギリまであんみつを詰めこみたいと思ってたけど、今はちょっと変わってきてるかも。

空腹にあんみつを入れた時の多幸感が……あれが本当にやばい。

朝昼は何も食べずに空腹状態を作り出して、夕方に体が仕上がったらみはしへ駆けこんで、あんみつをキメる。この喜びを知ったらもう戻れない。

だから満腹の今、みはしには行くわけには……」

 

 

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私がひと通り話し終わると、友人は巨峰のように瞳をキラキラさせて頷いていた。

よかった、みはし愛がちゃんと伝わったようだ。

愛してるから食べたくない時がある。無事に誤解が解けてほっとした。

 

 

 

 

動きだす「みはし会」

 

定期的に集まってはみはしのあんみつを食べる「みはし会」という10人ほどのグループラインがある。

そこへ先日の友人からメッセージが届いた。

 

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誤解が解けたどころか洗脳できていた。うれしい。

 

友人は持ち前の行動力で日程調整ツールを作成し、参加メンバーを募った。

 

  

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飢餓みはし……こんな字面はじめて。

みはしのあんみつはボリューム満点、飢餓とは正反対の概念だ。まさかこんな文字列を目にする日がくるなんて夢にも思わなかった。

飢餓みはし、最高にゾクゾクする響きじゃないか。

 

日程調整の結果、参加者は私を含めて5人となった。

みはし会に在籍している10人全員、いつでもみはしのあんみつを欲しているが、今回の飢餓みはし参加者は特に過激な思想を持つメンバーが揃ったように思う。

飢餓みはしに向けてこんなコメントをしていた。

 

「胃がパニックになっちゃう……! いいですね」

「頭がおかしくなりそうでいいですね!」

「店内で泣いちゃうかもしれない」

「気絶もしたい!」

 

合法的にキマりたい、そんな過激なやつらが集まってしまった。

 

 

 

 

からだを飢餓状態に仕上げる

 

みはしであんみつにありつくまで全員で山ごもりをして体作りに励みたかったが、それぞれの生活があるので難しい。

飢餓状態は各自で作りだすことになった。

前日から食事を抜く、ジムで体を追いこむ、目の前で作られた焼きそばに手をつけず精神統一するなど手段はさまざまだ。

私の経験上、24時間の空腹がおいしくあんみつを食べられるボーダーラインだと思う。あまりハードに飢えすぎても良くない。

水分や塩分補給は普段通りにして、万全の状態で挑みたい。

各自、 健康面に注意しながら体を仕上げていった。

 

 

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 飢餓みはし当日までは、グループラインでお互いの近況を報告しあった。

近況報告というか「空腹で頭がおかしくなりそう」みたいな内容だった。

全員がみはしのあんみつでキマりたいが為に苦しみ、ギリギリのところでふんばっている。

私はその健気で美しい姿に胸がいっぱいになった。

空腹の先にはきっと世界で一番おいしいあんみつが待っている。

つらいけどがんばってほしい。みんなで天国へ昇ろうよ……!

 

私は待ち合わせ30分前に最後の仕上げに取りかかった。

みんなの飢餓感を最大限引き出したい。

ラインにあんみつの官能的な写真を大量に放りこんだ。 

 

 

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阿鼻叫喚になった。

私たちは今、極楽浄土に恋焦がれながら地獄のど真ん中で苦しんでいる。

 

 

 

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待ち合わせ時間まで阿鼻叫喚コンサートが終わることはなかった。

 

 

 

 

いよいよみはしへ入店

 

10分前に待ち合わせ場所の東武百貨店の入口に着いた。

そこは店内からかぐわしいパンの香りが漂ってくる、これまた地獄のような場所である。

  

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すでに顔が真っ白の、体幹がくちゃくちゃになった友人がかろうじて立っていた。地獄の底から這いだしてきたのだろう。早く救いだしてあげたい。

 

しばらくして全員がそろった。

数分前までライン上で阿鼻叫喚コンサートをしていたので、さぞかしみんな興奮状態だろうと思っていたが、ぜんぜん覇気がなかった。

宙を浮くような足どりで、たまに小声で会話をしながらエスカレーターをぞろぞろ下りる。飢餓パレード。これがリアルな飢餓なのか。

 

 

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夜ということもあってスムーズに入店できた。

メニューを開き、己と向き合う。心と体が欲するままに注文したい。

するとどこからともなく「あんみつと一緒にお雑煮も食べたらさぞかし……」というつぶやきを耳にした。

サウナ界ではサウナと水風呂を交互に入り、血流をコントロールしてトランス状態に入る「交互浴」というのがあるが、みはし界にも全く同じ仕組みがある。塩っぱいのと甘いのを交互にいきトランス状態にもっていく、みはし交互浴だ。

しかもそれを飢餓状態でやったらどれだけの快感になるのか想像できるだろうか。

精神が整いきってしまうに違いない。

私たちは今、快楽にもっとも貪欲なのだ。

お雑煮を頼まない手はなかった。

 

 

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一番乗りでテーブルに運ばれてきたのはお雑煮だった。

閉店間際で材料がなかったようで、1杯のみ。

 

手前にいた黄色い服の友人がお雑煮を受け取った。

「あったかい……」

まるで赤子を愛おしむかのようにお雑煮を持ったままフリーズしていた。

そろそろ限界なのかもしれない。

 

お雑煮はたった一杯。奪い合いになるのかと思いきや、みんな膝に手を置き、遠巻きにお雑煮を眺めた。

なんなんだ、私たちはこのまま死んでいくのか。それとももう死んでいるのか。

 

 

「ちょっと一回あけてみるだけ……あけてみる……?」 

 

 

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「あ……」


 

 

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「はぁあぁぁぁ………

 

淡く美しい色合いと、湯気と共に立ちのぼる出汁の芳醇な香りに、ため息とも悲鳴ともつかない声があがる。きっと霊が成仏する時もこんな声が出るのだろう。

「いったん吸わせて……!」

私たちは湯気だけを吸いこんだ。恍惚とした。そして誰も食べようとしなかった。今の私たちには刺激が強すぎたのだ。

そして、再びフタをしめてお雑煮はテーブルの中央へ。

 

 

 

 

ついにあんみつとご対面

 

お待ちかねのあんみつがテーブルに出揃った。

いつもみはしに集まった時は、全員のあんみつを中央に寄せて集合写真を撮るのがお約束である。

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これは別の会のあんみつ集合写真。あんみつの迫力にみんなとても盛り上がる。 

 

 

しかし、今回の飢餓みはしは違う。

各々が自分の目の前のあんみつを数枚撮影したと思ったら、一目散にスプーンを握りしめた。

 

我々は中央にあんみつを集めている場合じゃないのだ。

 

 

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私はかぼちゃあんみつに、さらにかぼちゃアイスを追加したダブルスタイルにした。味変要員として杏も追加。 

特に意識していなかったが、なんだか神秘的な写真になった。

情緒も写真に表れている。不思議だ。

 

 

 

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お雑煮を赤子のごとく抱きしめていた友人のあんみつ。

フルーツクリームあんみつにかぼちゃアイスと求肥のトッピング。

この日一番の盛りだったのではないだろうか。

友人はあんみつをひと口含んでこうつぶやいた。

「舌がしびれてます」

 

 

 

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隣に座っていた友人のあんみつ。かぼちゃあんみつに白玉をトッピングしている。涼しげな一杯だ。

そういえば待ち合わせの時からひとりだけ暑がっていたので、涼しくなりたいという思いが写真に表れたのかもしれない。

そして食べ終わったら寒がり、お店を出たらまた暑いと言い汗をかいていた。

正真正銘の交互浴がみはしで成立していた。

 

 

 

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待ち合わせの時に体幹がくちゃくちゃになっていた友人のあんみつ。

かぼちゃあんみつに栗、杏、白玉をたっぷりと追加している。

こんなにも理性をふりきったトッピングなのに、ひと口食べると背筋が伸び、みはしのあんみつの素晴らしさを哲学的に語ってくれた。

まるで人が変わったかのようだった。友人にとってみはしのあんみつは、知恵の実だった。アダムとイブのように目覚めたのだ。

 

 

 

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正面に座っていた友人のあんみつ。カボチャあんみつにソフトクリームと栗をトッピングしている。

このあんみつが友人にどのような変化をもたらしたのかは、ご本人の様子を見てご確認いただきたい。

  

  

 

 

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食前

 

 

 

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食後 

 

 

彼女は野獣から菩薩に生まれ変わったのだ。

今回、どのメンバーよりもハードに飢餓を仕上げてきたから、こんな奇跡が起こったのかもしれない。

「あんみつの糖質キックでバキバキにキマりたい」

これは後世に残したい彼女の名言である。

 

 

全員、一心不乱にあんみつを食べた。

そしてたまにお雑煮を挟み、すすり泣いた。

私たちは全員もれなく昇天した。

 

 

 

 

大変よくキマりました

 

飢餓みはしにはそれぞれのキマりかたがあった。

ある者は舌がしびれたと言い、

ある者は発熱と解熱を繰り返し、

ある者は哲学的になり、

ある者は菩薩になった。

 

スリリングでとても楽しい夜だった。

みんなに感謝したい。

ありがとうありがとう……

 

 

 

 

※飢餓みはしは健康を害する危険があります。過度な絶食や運動などは絶対にしないようにしてください。

 

 

 

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みはしのあんみつ同人誌の通販をしております。

現在は電子版のみですが、第1弾と第2弾そろっています。

 

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▲同人誌第1弾 表紙

第1弾はガイドブック風。だいたい3~4万文字ぐらい

 

 

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▲同人誌第2弾 中身

第2弾は写真集風。官能的な写真と私の感情が綴ってあります

 

 

 

kato-mi.booth.pm

良かったら覗いてみてね

2年間で出会った自販機のゴミ箱たちの記録

 

 

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2年ほど前から自販機のゴミ箱が気になっていた。あれはどうも生き物っぽくてかわいい。

それで撮りためたゴミ箱たちをもとにオモコロというサイトで記事を書いたのだけど、まだまだかわいいやつが手元にあるのでここに残しておきたい。

 

 

 

 

ゴミ箱の日常

 

単なるゴミ箱なのに、生命を感じる瞬間がある。

 

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例えばカエルみたいなかわいいゴミ箱。この青カエルを発見したあとに……

 

 

 

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このゴミ箱に遭遇すると、首を横にかしげているように見えてくる。

 

 

 

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そうなると、これはくわえタバコのゴミ箱の肩にしなだれるイイ女という構図が成立する。

想像力をかき立てられるゴミ箱に出会うと興奮してしまう。

 

 

 

 

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コカコーラの自販機の隣にいたKIRINのゴミ箱。心なしか遠慮がちな表情だ。

 

 

  

  

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こちらは自販機とはぐれてしまったらしい。寂しげ。

 

 

  

 

四角いやつの愛らしさ

 

四角いボディに丸い目のやつが好き。 キャラクター的なかわいさというのだろうか。

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教育テレビに出てきそうなかわいいロボット。

これは自販機の溝にぴったりハマっていたので「さすがロボットだな!」と爽快な気持ちになった。

 

 

 

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同じ型でも色のバリエーションを展開されるとどっちを愛でるか迷ってしまう。どっちもかわいくて選べない。

 

 

 

 

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体内丸見えタイプ。クリオネをはじめて見た時と同じ気持ちになった。

 

 

 

 

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年季の入った錆と口ひげがかっこいい。かわいさの中の渋さ。ゴミ箱界の重鎮に違いない。

 

 

 

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このガチャピンとムックは駅で会えるのでうれしい。 

 

 

 

 

ファッションを楽しむ

 

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袋の出方も注目していきたい。

ふんわりスカートでフェミニンな雰囲気に。

 

 

  

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くしゅくしゅさせるとストールとしても使える

 

 

 

  

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唇にピアス。いかす!

 

 

 

 

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唇ピアスは界隈で流行ってるらしい

 

 

 

 

 

豊かな表情で語りかけてくる

 

 

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語りかけてくるというかハッキリ言葉にして怒ってました

 

 

 

  

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これはたぶん酔っぱらい

 

 

 

 

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べーっと舌を出したり

 

 

 

 

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目をまわしていることもある

 

こういう穴からペットボトルがはみ出た「目玉タイプ」に遭遇できるとうれしい。

 

  

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マリア像のような涙の跡。奇跡のゴミ箱

 

 

 

 

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不敵な笑みだ

 

 

 

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完全にメンチを切っている。ピアスもしてるし。たぶんペットボトルをカツアゲしてくるタイプのゴミ箱。

 

 

 

 

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ゴミがたまりすぎると一気にテイストがこわくなるので気をつけたい。

※指定のゴミ以外を捨てるのはやめよう!

 

 

 

 

 

どういう状況なのか聞きたい

 

そういう風に聞きたくなるやつがたまにいる。

 

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すごくかっこいいけどどういう状況なの?

これから戦いへ行くの……?

 

 

 

 

 

以上、自販機のゴミ箱でした

 

一度ゴミ箱のかわいさにハマると愛でずにはいられなくなる。

ゴミ箱が愛おしすぎて、一時期ゴミ箱がありそうな道を選んで1時間歩いて帰っていた。

 

 

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これは執念の10倍ズームで金網越しに撮ったゴミ箱。

フライデーの写真みたいになってしまった。

 

 

 

 

 

そんなこんなでオモコロで自販機のゴミ箱の記事を書きました。

よかったら読んでみてください!

 

自販機のゴミ箱がかわいくてうらやましい

https://omocoro.jp/kiji/197352/

 

新潟の弥彦山でスカイツリーのパフェを食べた

 

 

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法事で新潟県へ行く機会があった。

子どもの頃は夏休みなんかによく遊びに行っていた記憶があるが、大人になってからはすっかり足が遠のいていた。

私の兄も同じだったようで、せっかく新幹線に乗って遠出するんだし、法事のあとに軽く観光もしておくかという流れになった。

 

調べてみると魅力的な観光スポットがたくさん出てきた。

新潟には田んぼと海しかないと全てをスルーしていた子ども時代はなんだったのか。

悔しい。新潟のいい時間を取り戻さなくては。

 

 

 

魚のアメ横で海の幸にまみれたい

 

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まずは「寺泊 魚の市場通り」へ。

魚のアメ横と言われているらしい。

 

 

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とにかくカニの量がすごい。あのありがたいカニがあまりにも豪快に積みあがっているので、頭がおかしくなりそうになった。

ずっと見てたら「カニの山にヒップドロップしてみたい」という気持ちになった。混乱していたんだと思う。

 

 

  

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大きなお鍋で作った特製あんこう汁を飲んだ。

優しくて慈悲深いお味。あと具がぽよんぽよんだった。汁物の感想で初めて思った、ぽよんぽよん。

 

 

 

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魚のホットスナック売り場だ。テンション上がっちゃうな!

 

 

 

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大きい食べ物は良いという気持ちがいつも根底にあるので、大きい魚のホットスナックを買った。ホットスナックというかもうなんか獲物だ。うれしい。

 

 

 

 

 

弥彦神社をお参りしよう

 

越後平野の中央にそびえたつ弥彦山。その山頂にあるのが弥彦神社。パワースポットと呼ばれているらしい。それはありがたい。

 

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弥彦神社。標高が高いので空気がひんやりして気持ちが良い。心が洗われるようだった。

 



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神社の近くにあった火の玉石。

これは石占いの一種で、石を持ち上げた時に「軽い」と思えば願い事が叶い、逆に「重い」と思えば願い事は叶わないという。

 

 

 

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「こっちのほうが重い。そっちもう一回持たせて」

「そうなの? こっちも重いよ。あ、そっちも重いね」

完全に2つの石の重さを比べていた兄夫婦には、願い事のくだりは話さないでおいた。

 

 

 

 

 

弥彦山の頂上を目指す

 

 

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ロープウェイに乗って山の頂上へ

 

 

 

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「平野(へいや)!」

人は感動すると見たままの単語を口にしてしまう。

 

 

 

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ロープウェイの中に気になるポスターが貼ってあった。

ツリーパフェ。どうやら弥彦山東京スカイツリーと同じ標高らしい。

なるほどそれでツリーなのか。

 

 

 

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標高634mと聞くとそれほど高くない山に思えるけど、周りは海と平野が広がっているのですごく高く感じる。すばらしい見晴らし。海が青い!

 

 

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にょきっと生えた不思議なものはパノラマタワーというらしい。全長100m。ながい。

52名乗りの展望室が回転しながら上がっていくようだ。

あのにょきっとしたものの周りをぬるぬる回って上がっていけるなんて夢のようなアトラクションじゃないか。絶対に乗りたい!! と心が震えたが、運転休止中だった。

あれに乗りにまた来なくてはいけない……

 

 

 

 

 

 

 

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ポスターを見てからずっと気になっていたツリーパフェを食べに展望食堂へ

 

 

 

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食堂の照明が実家のやつと同じで落ち着く。

 

まったり待っていると、ツリーパフェがテーブルに運ばれてきた。




 

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大きい!!

なにせ大きい食べ物は良いという気持ちが常にあるのでとても興奮した。

ちゃんと形もスカイツリーに似てる。コーンとポッキーの工夫っぷりに感心してしまった。

 

新潟でスカイツリーのパフェを食べられるなんて夢のようだ。

 

 

 

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パノラマタワーとツーショット。長いものと長いもので絵になる。 

 

 

 

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グラスの中はフルーツポンチ、コーンフレークなどが入っていて昔ながらのパフェという感じ。こういうパフェも好きです。おいしかった。

 

 

 

 

 

 

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弥彦山、とても素晴らしかった。

この日みた景色はきっと一生忘れないだろう。

 

深く呼吸をしながら青い海を眺めていると、おじいさんが話しかけてきた。

私が感動のため息をもらしているのを聞いて声をかけてくれたようだ。

 

 

「お嬢さん、観光? ぼくはここの近所に住んでるんだけど、弥彦山いいでしょう」

 

「はい、観光です。景色がすばらしいですね!」

 

 

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「そうでしょう。しかも標高が634(むさし)でスカイツリーと一緒なんだよ」

 

「そうみたいですね、すごい偶然ですよね」

 私が大きく頷いていると、おじいさんはにこっと笑いながら続けた。

 

「でもほら、見てごらん」

 

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「昔は638mだったんだよ、ここ」

 

 

 

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「いつの間にか634mになってたの。ほらここ「8」の跡がある」

 

 

 

そうなの?!

 

 

 

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まさかスカイツリーに合わせて山の高さを低く?!

 

と一瞬思ったけどそんなわけもなく、スカイツリーが開業する前に測り直したら634mだったらしいです。

 

 

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弥彦観光協会webサイトより引用

 

この写真、最高だ。

時期的には弥彦山のほうが先なのに、スカイツリーに全乗っかりする弥彦山が愛おしくてたまらない。

私はまたここに来なくてはいけない。

 

 

 

良いものをたくさん見れて満足したので、そろそろ下山することに。

帰りのロープウェイが来るまで売店近くをうろついていたら、懐かしいものを発見してしまった。

 

 

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だいじょぶだぁのルーレットマンが、ここ新潟に?!

 

 

 

 

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けんちゃん……!

志村けんじゃなくて、けんちゃんの頃……!

 

 

 

 

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だいじょぶだぁのルーレットマンのゲームってあったんだな……!

 

 

 

 

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あれ?

 


 

 

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けんちゃんじゃなくてセーラームーンだ……


なんかルーレット役はルーレットマンじゃないとかわいそうに見えるの不思議だな……

 

せっかく見つけたので1ゲームプレイしてみることに。

 

 

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なにも考えずにボタン押したら逆さに止まっちゃった

 

 

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これどうなったら当たり? 頭のてっぺんのところに当たりが来たらいいの?

 

 

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あ、ちがう! 左手の先になんかついてる 

 

 

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ほら、赤いぴろぴろしたやつ付いてるもん!

これハズレだね!

  

 

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兄夫婦の厳しい視線を浴びながらもうワンゲーム

 

 

 

 

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わーー当たった!!!

 

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変なボールが当たったよ! やった!! 

 

 

 

 

おわり

 

みはしのあんみつを好きだと言い続けるうち同人誌を作るようになった

「みはし」という甘味処のあんみつが大好きで、同人誌をつくっている。

 

 

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今年のはじめに作った1冊目の同人誌。

ガイドブック風だけど思想がたくさん入っているからほぼエッセイみたいな温度感だ。

同人誌ってこういうので良いの?! と不安になったけど、たくさんのかたに手に取っていただき、感想もいただけてすごく嬉しかった。

 

そもそも同人誌というものを作るのは初めてだった。

ブログやウェブ記事と違って、自分が書いたものが本の形をして実在しているのはすごく不思議だ。

自分で書いて発注してるのだからそれが印刷所から届くのは当たり前なのだけど、同人誌がつまった段ボールを開けた時は、今までにない高揚感で胸がいっぱいになった。

 

 

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制作の興奮と販売の喜びを知ってしまったので、今回も9月のイベント「マニアフェスタ」にむけて2冊目の同人誌をつくることにした。

ウェブ記事をもとにしていた前回の同人誌は、どんな内容になるかはじめからある程度の形が見えていた。

ところが、2冊目はまっさらな状態からのスタートだった。

どうしたものかと悩んでいる時に、前回のイベントで出会ったお客さんとの会話をふと思い出した。

 

「え、あんみつの……同人誌なんですか?! 同人誌?!」

 

すごく驚いておられたので印象に残っている。

話を聞くと、どうやら「同人誌=すけべな本」だと思っていたらしい。

同人誌というワードにはそういうイメージもあるのか。確かにちょっと分かる気もする。

ちなみに個人の趣味で作る雑誌のことをZINEというらしいが、私の作った本は同人誌と呼んでいる。少し青くさい響きが良い。

 

それで、あんみつのすけべな本と言われた時に私は思ったのだ。

あんみつのすけべな本ってめちゃくちゃ良いじゃん! と。

2冊目の同人誌のイメージが決まった。同人誌っぽい同人誌を目指して作ろう。

 

 

 

 

同人誌第2弾は写真集、ポエム、マンガ

 

同人誌といえばマンガ、二次創作というイメージがあったので、ひとまずマンガに挑戦してみた。

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実写を取り入れる試み

 

これが好きなキャラの二次創作に当たるのか、そもそも作者が登場していいのかとか諸々わからないことだらけだ。でも描くのは楽しかった。みはし君と海でイチャイチャできる日が来るとは。

そういえばマンガを描いて初めて気づいたのだけど、効果音を考えて足すのがなんだか恥ずかしかった。「ハッ」とか「スッ……」とか。文章を書く時にはない感覚。

 

 

 

 

 

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表紙は心をこめて描いたフルーツクリームあんみつ

あんみつの周りでモヤモヤしてるピンクのやつはスケベさの象徴。

スマホのお絵かきアプリを使って指で描いたので10時間ぐらいかかって大変だった。眼精疲労で目玉がぼよんぼよんになったけど、その分思い入れのある絵が描けたと思う。

 

 

肝心の中身は写真集っぽい感じになった。

胃袋におさめる前のあんみつをいろいろな角度からハァハァしながら撮ったセクシー写真が目白押しとなっている。

 

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これは桜あんみつのページ

 

 

 

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写真には私の想いをコメントとして添えております。ポエムに近い。
 

 

 

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写真集っぽいと謳いつつ、爆発しそうな想いをしっかり文章で綴ったページ。全ページ合わせて5000~6000文字ぐらい。

 

という感じで全36ページ、漫画4ページ以外は全てフルカラー。販売価格は700円ぐらいで考え中でございます。

 

 

 

  

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あと、どうしてもやりたかった缶バッジ。手描きあんみつで作ってみた。

ほぼ自分用な気がするけど、欲しかったからしょうがない。これをつければいつでも心にみはしのあんみつを置いておける……。

 

 

 

 

マニアフェスタで会いましょう

 

秋葉原で開催される「マニアフェスタ」にて、私は9/28(土)のほうに出展予定です。

 

同人誌と缶バッジを販売します。

同人誌第1弾も持っていくのですが、在庫が20冊弱しかないので売り切れるかもしれません。

イベントの売れ行き次第で通販も考え中です。

 

なにかご質問、ご希望などがあればツイッターにリプライください。

イベント全体の詳細は公式サイトをご参考にどうぞ!

 

マニアフェスタは「そんなマニアがいるの?!」というようなやばい人たちがわんさか出展してるので、私も今から楽しみです。

よければ遊びにきてください~

 

https://maniafesta.jp/vol-3-summary/

 

 

あんみつパフェの正体を突き止めよ

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今、西武池袋で開催している菓子博というイベントに来ている。

テオブロマというお店のあんみつパフェが気になって仕方がなかったのだ。

他のお店でも度々見かけるあんみつパフェという食べ物。あんみつなのかパフェなのか何だかあいまいな存在である。

正体を突き止めなければいけない。

 

ということで、今まさに食べてきたてほやほやなので、あんみつパフェの感想を心のままに述べたいと思います。

 

 

 

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美しい。プラスチック容器に入ってるとは思えない華やかさがある。これがあんみつパフェか。

 

 

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まずひと口目にいったのは抹茶アイス。

豊かな風味が口いっぱいに広がってさっそく驚いた。抹茶によって一気に和の気持ちに切り替わる。

上にのっているのは、パインとミカンの和(あんみつ)テイスト、チョコプレートと薄いクッキーの洋(パフェ)テイストだ。

どのタイミングでこれらを口に放り込むかでかなり印象が変わりそう。

 

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ぬらぬらと怪しく光っているのは、とらやのあんペースト。あと味すっきりの甘さで、あんこというよりジャムっぽい不思議な感じ。

添える程度の量だったのでもっと大胆に食べてみたい。

 

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ジェラートは抹茶とミルク。テオブロマジェラテリアを出店してるだけあって、ジェラートに絶対的な信頼を置いていたが、完全に腰砕けにされた。油断した。

特にミルクのほうは単体で口に入れた時の牛乳の甘い香りがすごかった。牛乳の香りって本当に幸せになれる。いっそ鼻から直で吸ってもいいかもしれない。たぶんキマれる。

そんな強い風味があるのにフルーツの酸味やクッキーのバター感とも合うからあなどれない。メインもはれるしサブもこなせるなんてどうかしてる。ミルクさん好きです愛してる。

 

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洋要素と和要素を交互に味わっていると転機が訪れた。

ショコラスポンジの出現である。

そうだった、テオブロマは元々ショコラトリーだった。

ビターなカカオの味わいが加わり一気にパフェの方向は「洋」に傾いた。

もはや別のスイーツを食べ始めたかのような感覚。あんみつって何だっけ……? あれ、今までのは夢……?

 

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混乱しているところにショコラスポンジの下からミルクジェラートが湧き出してきた。油田を掘り当てた時ってこういう気持ちなのかもしれない。やってやった、そう思った。

ほんのり溶けたミルクジェラートとショコラスポンジの組み合わせはもちろん最強だった。ずっと食べていたい。

 

しかし私は薄々感じていた。スプーンが終盤に差し掛かっていることを。

これまでの思い出を噛みしめる。出会った時の美しい姿に私は夢中だった。今はもうほとんどが私の胃袋に入ってしまったね。

 

するとスプーンがミルクジェラートとともに小さな粒をすくい取った。

……うそ、これって生のブルーベリー?!

テオブロマからの突然のサプライズ。これにときめかない人なんているだろうか。

最後にふさわしいブルーベリーのフレッシュな酸味をゆっくりと堪能する。

するとまたもやスプーンの先の異変に気づく。

 

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この緑色のは……抹茶の寒天?!

最後の最後にあんみつ要素が出てきたのだ。

もうやられたと思っていたメインキャラの奇跡の復活。感動が止まらない。拍手したい気持ちになった。お見事でした。

 

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たった一杯のパフェにこんなにも怒涛の展開を見せてもらえると思わなかった。

あんみつとパフェの融合というよりも、パフェの中にあんみつの瞬間があるという感じだった。そうか、あんみつパフェってそういうことだったんだ。

 

ありがとうテオブロマのあんみつパフェ……

 

 

https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/kashihaku/

店名の由来を予想して実際にお店に行ってみる【赤羽編】

 

ふと思い立って赤羽に行った。

初めての赤羽だ。 

 

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赤羽は東京都の北区にあるらしい。

千葉県民の私にとって都内=山手線のエリアのイメージなので、そんな北にも東京が?! と驚いてしまう位置取りだ。

地図で確認したら、もうほぼ埼玉である。なるほどここは盲点だった。

 

聞いた話によると、赤羽はいい感じの飲み屋街や大きな商店街があって、下町情緒のある町とのことだ。

さぞかし良いところなのだろう。みんな「良い」って言うし。

 

そんな風に赤羽のことを考えていたら、電車に乗って来ていた。赤羽に。

私は勢いのままに赤羽を歩いてみることにした。

 

 

 

 

店名ミステリーツアーをやってみる

 

知らない町で「店名ミステリーツアー」というゲームをやるのがブームだ。

地図を開いて気になる名前のお店を見つけ、実際にそのお店へ行ってみる。

向かう道中でなぜその店名なのかを推理しつつ、現地で答え合わせするという遊びだ。

これがなかなか当たらないんだけど、けっこう楽しい。

 

 

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さっそく赤羽駅で地図を開いてみた。

「どんどんけんちゃん」というお店が気になる。

 

どんどん……どこかの地方にどんどん焼きっていう小麦粉を焼いたやつがあった気がする。それだ、お好み焼きっぽいやつだ。

けんちゃんは店長の名前だろう。たぶん威勢のいいおじさんだと思う。ハチマキとかしてるんじゃないかな。

 

予想がまとまった。

「どんどんけんちゃん」とは、店長のケンちゃんが切り盛りするお好み焼き屋!

 

 

 

 

 

 

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どんどん、ドラムとベース音だった。

そっちのパターンか。
看板に「けんちゃん」の名前はなかった。似顔絵の人がけんちゃんだろうか……?

 

 

 

 

気を取り直して次に行きたい。

 

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「ハトポッポ」がすごく気になる。かわいい名前でとても良い。

 

ハト……、豆……? 豆料理……

料理の前に出される豆スープが密かに人気の……

そう、小さな洋食屋だ!

ハトポッポは町の小さな洋食屋さん!

 

 

 

 

 

 

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ラーメン、餃子! 中華料理屋!

 

意外すぎた。 なぜハトポッポなんだ。

現地に着いても答えが分からないパターンもある。

そういう時はお店に入って確かめてみたい。

 

入口の引き戸を開けた。 

お客さんはおらず、中央の厨房にいた寡黙な感じの渋いおじさんがこちらを見た。ちょっとドキドキしちゃう。

緊張しながら、コの字カウンターの隅っこの席に座り、ハイボールとおすすめと書いてあった餃子を頼んだ。

 

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鉄板でジュウジュウ音を立ててやってきた餃子。すごくおいしい。下に敷いてあるピーマンも最高。これ当たりだ。

 

……そうか、なるほど。確かにこの餃子、ハトに見えなくもない。芝生の上で戯れるハトの群れっぽいというか。そうだ、ハトだわこれ。だからハトポッポなんだわ。うん、そうに違いない。

 

だからわざわざ店長さんに聞く必要もないかな……?

話しかける勇気が沸き上がらない。餃子をつつきながら自問自答を繰り返す。

 

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ふと脇の壁を見上げたら、ハトポッポの字が目に飛び込んできた。

うう! 一体なんなんだ、ハトポッポ!

だめだ、聞くしかない。気になってしょうがない。

私は残ったハイボールを勢いよく飲み干し 、カウンター越しに店長さんへ声をかけた。

 

「あの、こちらのお店の名前はどうしてハトッポッポというんですか……!」

 

寡黙な感じの店長さんがニコっと笑った。あれ、優しそう。

 

「よく聞かれるんだけどね、ハトポッポっていうのは先代がつけた名前なんですよ。

中華料理屋って漢字がごちゃごちゃして読めない店名のところ多いでしょ?

だからうちは誰でも簡単に読める、耳馴染みの良い名前にしたいって。

ポッポッポ~ハトポッポ~つって。みんな歌えるし知ってるでしょ。

だからハトポッポ」


これは聞かないと分からない答え! 勇気を出してよかった。

由来を聞いて改めてすごく良い名前だと思った。

確かに大人から子どもまで誰でも聞いたことのあるフレーズ!

店長さん、おいしい餃子とナイスなご回答をありがとうございました。

 

 

 

 

続いては、赤羽と十条の間で見つけたこちらのお店。

 

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パパゲ珈琲店

 

パパゲってなんだろう。コーヒー豆の種類? 産地の名前かもしれない。中南米とかそっちのほうの語感のような気がする。

パパゲ地方で採れる厳選されたコーヒー豆が自慢のカフェ……

うん、これだ!

 

  

 

 

 

 

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パパゲ珈琲店の店先にメニューが置いてあった。

スペシャリティコーヒーは「コロンビア ナリーニョ」と「ケニア キリニャガ」と書いてある。豆の表記に「パパゲ」は見当たらない。

ただ「パパゲブレンド」というのはある。

まだパパゲが産地である可能性は残っているな。

 

さらにメニューに目を通すと「今週のマダムの手作りケーキ」というのもあった。

ブルーベリーとヨーグルトのシフォンケーキとチョコレートケーキか……

これはお店に入ってみないといけない。

決してメニューのたたずまいからおいしいケーキにありつけそうだと察したからではない。

私は店名の由来が知りたいだけ。ただそれだけ。

 

 

店内は黒と赤を基調にしたシックな内装。そこに軽快なジャズ。これは良いお店だ!

人気のようでお客さんでにぎわっていた。

運よくカウンターがひと席空いていたのでそこに収まった。

 

 

ダンディなマスターにパパゲコーヒーとシフォンケーキを注文。

まだだ。パパゲの由来を聞くのはまだ早い。もうちょっと馴染んでからいきたい。

 

壁一面に並んだコーヒーカップに見惚れていたら、マスターがどのカップでコーヒーを飲みたいか聞いてくださった。いいんですか!

 

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ひときわ鮮やかだったみずみずしい蓮のカップをチョイス。美しい。

丁寧に淹れてくださったコーヒーもおいしい。

 

  

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マダムの手作りだというシフォンケーキ。しっとりもちもち、吸いつくような食感で感動してしまった。すぐ食べ終わった。 

 

 

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店内のいたるところに精巧なジオラマが飾ってあって、その間を小さな電車が走っていた。

電車を目で追っていると、お客さんのソファーの背後を通り、カウンターの脇を抜け、カップが飾られた棚の下を走っていった。すごい、電車がお店を一周してる。どこまで素敵なんだこのお店は。 

 

天井知らずの素敵さにうなりながら、せっかくなのでジオラマを近くで見せてもらった。

 

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かわいい。ジオラマ国の住人たちのことずっと見ていられる。 

 

見ていられるが、店名の由来を聞くタイミングを完全に逃している。

パパゲってどういう意味なんだ……

だめだ、気になる。聞くぞ! 仕事の邪魔にならないようになんかカジュアルな感じで聞けば大丈夫だから! いけるいける! 

 

 

「あの、すみません、パパゲというのはどういう意味なんですか?」

 

「はい、パパゲっていうのはですね、ここに書いてあるんですよ」 

オーナーの奥さんらしき女性がショップカードを手渡してくれた。

 

 

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書いてある?

私が首をひねっていると、奥さんがニコニコしながら話してくれた。

 

「そこに犬のイラストが描いてありますでしょう?

その子は、ずっと昔に私が落書きで描いたんですよ。なんとなく雰囲気でパパゲちゃんって名前をつけて。

それから年数が経って、このカフェを開こうってなった時に、気がついたらこの子の名前が店名になってました」

 

奥様の落書きから店名を?!

そんなひょんなことが店名になるだなんて予想もできなかった。

もう素敵。素敵さがすごい。素敵列車が風をきって私の心をさわやかに駆け抜けた。

 

パパゲ珈琲さん、おいしいコーヒーと絶品ケーキ、素敵なお話をありがとうございました。

 

 

 

 

 

赤羽を散歩をしてみる

 

お店に向かう道中、道端でいろいろな出会いがあった。

良い町には良いものがたくさんある。

 

まずはネコ関連のもの。

 

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受け皿つきのネコ避け。特殊なスタイルだ。

 

 

 

 

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ずらりと並んだネコ避けペットボトル。こんなに数があると緊張感がある。人間界とネコ界の国境線のようだ。

 

 

 

 

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焼酎の4リットルペットボトルによる大規模なものもあった。

これはすごいぞ! と数えてみたら183本もあって嬉しかった。いいものを見た。

 

 

  

 

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こちらではネコチクがこれでもかと敷き詰められていた。

  

 

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そのネコチクを眺める猫。隣の生命力が爆発したような植木。

のどかな風景のなかで戦いは静かに起こっているのかもしれない。

 

 

 

 

 

そのほか道端で出会ったものたち

 

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普段は見えない部分が思いがけず見えていると嬉しくなってしまう。

建物の根っこ。

 

 

 

 

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誰かの近道ルート。

フェンスの先は駐車場になっていて、本来の入口は道なり50メートル先にあって地味に遠かった。

  

 

 

 

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時計メガネ宝石→DOG CAFE→椿ラーメンという歴史

 

  

 

 

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左が勝ちました

 

 

 

 

 

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金土はエエコトが行われるらしい

 

  

 

 

だんだんしょうもなくなってきたので、最後は私のお気に入りの1枚で終わりにしたい。

 

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ベーグル屋の窓にすてきなイラストがあった。

 

 

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右から見ても左から見てもじわじわ来る

 

 

 

 

 

赤羽はいい町だった

   

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さも最近行ったかのように書いてしまったが、実は1年前の記録なのでまた赤羽には行かないといけない。 

気になるお店もたくさんあるし、焼酎のペットボトルの列が増えているか数えにいきたい。

 

 

 

 

 

 

↓以前、東京別視点ガイドで店名ミステリーツアーの記事を書いておりました。よかったらどうぞ~

http://www.another-tokyo.com/archives/50557381.html