店員間でお客さんにあだ名をつけてはいけない

昔、カフェでバイトをしていた時の話です。

 

当時、私はフリーターだったので、週6日ほど出勤していました。

毎日のようにお店で接客をしていると、何度か顔を合わせるお客さんは自然と覚えるようになりますよね。(でも常連さんに対して「いつもありがとうございます!」とかは言わないです)

 

お客さんを常連と認識するポイントはいくつかあって、

■来店頻度が高い

■来店時間が決まっている

■毎回同じまたは特徴的な注文をする

■独特な行動をする

というところが挙げられるでしょうか。

特に独特な行動をするお客さんはインパクトがあり、10年以上経った今でもたまに思い出すことがあります。

今回は、中でも特別に印象的だったお客さんのことを書いていこうと思います。

 

 

 

 

 毎日現れる長髪の男性 

見かけない日はないという位、ヘビーな常連さんがいました。

見た目は20代後半~30代、長髪で肌は焼けており、たまにフットサル帰りのようなスポーティー格好をしていました。

来店時間はまちまちで、いつ来ても3時間、長い時は6時間以上滞在するので、どの時間帯のスタッフも彼の存在を認識していました。

カフェなので滞在時間が長いのはそう珍しくないかもしれませんが、彼の存在感を主張する一番の理由は、席での不思議な動きにありました。

他のお客さんから

「あそこの席で気功をやってる方がいて気になるのですが…」

と言われ、あの不思議な動きは気功だったのか!と妙に納得したのを覚えています。

 

 

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まるでそよぐ海草のような手の動きが印象的でした。

 

他のお客さんからクレームが来てしまうのは仕方ないと思うのですが、本人に注意をする時って「お席での気功はご遠慮ください」とか言えばいいんでしょうか。

(他のお客さんに直接迷惑はかけてないし、気功を特別禁止してないしな…気を練ったり放出したりするのがダメなのかな…でも普通にしてても人って気を出すものなんじゃ…?いや、そもそも気って何?)みたいな気について深く考え込んでしまうので、なるべく彼には自発的に気功をやめてほしかったのが本音です。

で、ある日、彼が席を立って全身で気を練りだしたので、とうとう店長が注意しにいきました。

彼は「すみません」と言いながら今度はお店の外に出て気功をやり始めました。

お店は一面ガラス張りなので店内から見えるんですよね。気功ショーが。

その時、私は感動したのを覚えています。そんなにやりたいのか気功。むしろやらせてあげたいとすら思いました。

でも店長も負けるもんかと追って注意しにいきました。「敷地内での気功は危ないのでやめてください!」って。

もう何がどう危ないとか分かんないけど、ガラス越しに見る気功の使い手VSキレた店長戦は手に汗を握りました。

 

そういえば気功をする時は、仕組みはよく分からないのですが、汗をたくさんかくらしく、数時間経つとサウナから出たての人みたいにビショビショになってました。

そのせいか水をとにかくたくさん飲みます。セルフサービス用の水が入ったピッチャーを空にする勢いです。2リットル位入るやつ。

なので、彼が来店すると大急ぎで水を補充する必要がありました。

水だ、急げ!全部持ってかれるぞ!みたいなスタッフ間で水を切らさないよう連携する為、通常業務にはない団結力が生まれてました。

そして彼が来店すると明らかにコーヒーより水を入れていました。

あの水の攻防戦、やりがいがあって個人的には楽しかったです。

 

 

 

 

あだ名がついた

それまではその彼のことを「長髪の男性」とか「気功の人」「水をめちゃくちゃ飲む人」という感じでスタッフ同士で呼んでいました。

特徴的なお客さんってあだ名がつきがちですよね。あだ名つけられるのってお客さん側からすると怖いですよね。

 

いつものように例の彼が長時間滞在したのちに帰っていくと、バイト仲間のSくんが声を潜めて言いました。

「乳輪、今日も長かったな…」

ニューリン…乳輪?!思わず聞き返すと、Sくんはもう一度はっきりと

「だから、乳輪。やっと帰ったねって」

いやいや「はぁ~何度も言わすなよ」じゃないよ。

乳輪の意味が分からなかったのでSくんに理由を尋ねると「今日着ていたタンクトップから乳輪がごっそりはみ出てたから」とのこと。

もっと特徴あるけど。長髪とか毎日来るとか気功の動きとか水めっちゃ飲むとか、特徴しかないけど。

でもSくんは乳輪と呼ぶことに決めたようでした。いいけど、それ呼ぶ方が恥ずかしくない?

しかも一度乳輪が出ていただけでそんなあだ名をつけるのは、さすがにかわいそうなような…

 

 

 

 

乳輪がなじんでしまった

朝から元気なパートさん、アルバイトのかわいい女子大生、かっこよくて頼りになるバイトリーダー、おっとりした優しい夜勤さん……気が付くとスタッフ全員が「乳輪」というあだ名を使うようになっていました。なぜなのか。

そして例外なく私も「乳輪」を使っていました。恥ずかしいのは最初だけで慣れてしまえば結構口に出せちゃう。「乳輪」って。

ただ、かわいい女子大生がごく自然に「そろそろ乳輪用のお水補充してきますね!」と言った時は、(これ、いいのか?)と疑問が浮かんだこともありました。乳輪用のお水。そんな単語あるんだ。そんな単語を合法的に女子大生に言わせて良かったのだろうか。

とにかくスタッフ間では乳輪マヒが蔓延しており、毎日毎日、乳輪という言葉が店内を行き交う異様な現象が起こっていました。

 

 

 

 

乳輪の後遺症

5年ほどがっつり乳輪(というあだ名)を使いこんでいた為か、未だに乳輪というとあの長髪の彼が思い浮かぶし、身体の部位であるイメージが薄く、恥じらいなく言葉に出すことができます。

たぶん当時のバイト仲間たちもそうなのではないでしょうか。

 

そういえばそのことで思い出したことがありました。

私がバイト先を辞めて数か月後、友達と駅前を歩いていた時のこと。

目の前を乳輪がスクーターに乗って走っていくのを偶然見かけたのです。

それまで毎日顔を合わせていた乳輪を数か月ぶりに見て、しかもお店の外で見かけるレアな乳輪に、私はテンションが上がってしまい、つい大きな声で

「わ!今の走っていった人、乳輪だ!乳輪が走っていった!」

と興奮しながら友達へ伝えたら、

「おっきい声で乳輪って言うな!!」

とおっきい声で怒られました。

人前でおっきい声で乳輪と言えてしまう、これが乳輪の後遺症です。いや、もしかすると乳輪と呼んでいた私たちへの乳輪からの罰なのかもしれません。

今さら反省してももう遅いのでしょう。私たちに乳輪の恥じらいは返ってこないのです。

 

だからお客さんに変なあだ名をつけている店員さんは直ちにやめていただきたい。乳輪はだめ絶対。

 

 

 

おわり 

 

 

バンドマンの彼女の正しい立ち位置わかんなすぎ問題

その昔、バンドマンと付き合っていた頃、どうして良いのか分からず頭を悩ませていたことがありました。数年経った今もまだ答えは出ていません。

それは「バンドマンの彼女の正しい立ち位置わかんなすぎ問題」です。長々しくてすみません、最小限までタイトルを縮めたのですがこれが限界でした。

今日はそのことについて書いていきたいと思います。

 

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※ライブハウスのかっこいい自販機。話と関係ないです。

 

 

まず前提としてお伝えしたいのは、彼との出会いはバイト先だったということです。

バンド関係から発展した仲ではなく、バンドマンというものをよく分からずに彼女のポジションについた感じでした。

 

付き合っている間はもちろんライブを観に行きました。月に1~2回くらいのペースでしょうか。たぶん100回以上は彼のライブを観ている計算になりますが、最後まで「バンドマンの彼女の正しい立ち位置わかんなすぎ問題」の答えは出ませんでした。

 

では具体的にどういうことか書いていきますね。

 

 

 

ライブを観る位置はどこが良いのか

愛しの彼が汗でびしょびしょになってかっこよく楽器弾いてる姿なんて最前列の真正面から観たいに決まってるじゃないですか。何なら汗を、汗を浴びせてよ私に!ですよ。

でも日本人の遠慮がちな性分のせいか、よっぽど満員じゃない限りフロアの前方ってスペースが空くんですよね。そこへ1人だけ立ってたらすごく目立つわけで。

「目の前で観たいけど、目立ってはいけない」という気持ちから最前列の端っこ、スピーカーの前に立って観ていました。当時の私は誰よりも耳にプログレッシブロックの洗礼を受けていたと思います。でも出来ることなら自分の鼓膜は守りたいし、汗もあびたい。でもどうなの?

演奏する側としても、身内が最前列の真正面から観てたらやりづらいのでは?と推測していたのですが、実際は分からないままです。

個人的には星飛雄馬の姉くらいの立ち位置が理想だろうと勝手に思ってたけど、どうなの?

 

 

 

どこまで関係者として踏み込むのか

まだバンドが駆け出しの頃は集客のノルマに追われていたので、ゲスト(入場料免除で入れる)ではなく一般客として通っていました。

そのことを友人に話すと驚いていたので、恋人はゲストで入れてもらうのが普通なの?という疑問も浮かびましたが、同時に、彼は私をお客さんとしての扱っているんだな、と思いました。(ゲストで入れろ的な嫌な気持ちじゃないです)

ということは、写真撮影や物販などのお手伝いは求められてない…?変に申し出ても他のバンドメンバーにも迷惑になるのでは…?と悩んでいました。 

どれくらい関係者としてしゃしゃっていいのか問題です。

特に物販はお客さんと直接やりとりがあるわけですが、たぶんお客さんとしては演奏してる本人たちから買いたいと思うんですよね。

でも本人たちはライブの後汗だくで息も整わない内に物販対応してって、すごく大変そうなんです。手伝えるなら手伝いたいけど、いや、でも…!

しゃしゃるべきか、しゃしゃざるべきか、バンドマンの彼女は物販に立っていいのか。ずっと誰かにその答えを聞きたかった。でも聞く人がいなかった。

 

 

 

フロアにおける彼との適正な距離感とは

イベントの転換中の空き時間、バースペースでの談笑時間、終演後の打ち上げタイム…これらの時、どのように立ち振る舞えば良いのかさっぱり掴めませんでした。

例えば彼と私が話しているところにファンの女性が話しかけてきた時のことです。私は気にならないので構わないのですが、何せ正解が分からない。

私はそっと抜けて2人で話してもらった方がいいのか?いや、堂々とその場に残って3人で話すべきなのか?何ならちょっと嫉妬して見せた方がかわいい彼女っぽいのか?!

分からない、フロアでお酒を飲んでる時の彼はバンドマンなのか恋人なのか、どっちなんだ…。バンドマン…恋人……。いや、君は誰だ…?

と思想の迷宮にはまって抜け出せないことがしょっちゅうありました。

たぶん彼的には「そんなもんは空気に合わせて適当にやってくれよ」という具合でしょう。でも空気読むのって世の中で一番難しいから。

だからフロアでの適正な距離感を教えてほしい。強力なガムテで彼女の正しい立ち位置をバミってほしい…!

 

 

 

 

最後に

私は自分の気持ちが自分でもよく分からなくなることがあって、正しい立ち振る舞いとか立ち位置なんかを示してくれると、すごく安心します。

バンドマンの彼女というのはすごくフワフワしたポジションのような気がして、ファンと恋人の立場を行ったり来たり、いつも霊みたいな感じでライブハウスを漂っていました。今思うとアレ大丈夫だったのか心配です。

 

 

 

書き終って思ったんですが、たぶんこれらの問題ってバンドマンに限った話じゃないんでしょうね。そこから結局「人による」って答えに落ち着くんでしょうね。

というか本人に聞けよって話ですね。

いやぁ難しいですね、人付き合いって。

ちば犬(けん)に会ってきた

先日、ずっと昔から想っていた人に会いに行ってきました。

その存在を知ったのは10年ほど前のことです。ずいぶん時間がかかってしまいましたが…やっと会えました。

 

 

 

 

 

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その名もちば犬(けん)です。

何と言っても、そのまま千葉県の形をしている頭がチャームポイントです。

 

 

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初めて見た時の衝撃は忘れられません。

言いたいことはたくさんあったけど、まず最初に思ったのは、

よくやってくれた! という感想でした。

 

 

 

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ちなみに同じ発想で、千葉県のシルエットを全身で表現してるタイプのチーバくんもいますが、私は断然ちば犬推しです。

チーバくんよりもちば犬の方が5年早く誕生してるところもアツイ。ちば犬は千葉県模りのハシリ。

 

 

 

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千葉県を斜め横から見る日が来るなんて思いませんでした。

いいよ、いじらしい、愛おしさが止まらない。

 

 

  

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地層の厚みがすごい! たぶん海抜67kmぐらいある。

ちば犬のナマ地層にめちゃくちゃ興奮しました。

 

 

 

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昔からファンであることを伝えると、富津岬から鋸山までの東京湾沿いをなぞりながら照れるちば犬

恥ずかしがりなところもかわいい…!

 

 

 

 

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首からかけている募金箱に500円以上募金すると、なんとステッカーか缶バッジをいただけるらしい。

募金します!千葉の環境再生に是非とも役立ててください!

と思ったら手元に500円玉がなく、千円札を募金箱に入れることに。普段は募金箱へお札を入れることなど無いので少し緊張しました。

 

係のかたからステッカーとバッジの種類を選ばせて頂こうと思ったら、

 

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マスコットキーホルダーとストラップ…!

一体それは何ですか?!聞いてないですよ、そのお宝情報!

 

どうやら千円以上の募金でもらえるグッズのようでした。

全部欲しかったので、いそいそと財布から追加のお札を取り出すと、

係の女性が「え? おつりないですけど…大丈夫ですか?!」と止めに入ってくれました。

いえ、でも私は欲丸だしではありますが、募金をしたいので!

 

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制止を振り切ってちば犬グッズを手に入れました。あああ、やばい。全部かわいい。

 

 

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顔の向きが全固定の感じとかもう…!

プロフィールによると、苦手なことは「顔を横にむけること」らしいです。

 

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首を傾けると館山市の部分が引っかかるから苦手なんですね。全部かわいいですね。館山市の突出ごとかわいい。

 

 

いやぁ、念願のちば犬、ものすごい興奮しました。

 

 

ところで、こんなに好きなのに、ちば犬に会うまで10年も経ってしまったのには理由があります。ちば犬はイベント出演の告知がゆるいんです。

SNSはやっていないし、唯一の手がかりはちば環境再生基金のホームページ内のちば犬日記なんですが、微妙に出演情報を告知したりしなかったり、なんなら「出演したよ!」みたいな事後報告で終わってたりで、追っかけづらさがすごい。

なので古い日記を見て「去年はこのイベントに出てたから、今年も出るかもしれない行ってみよう」みたいな大体の予想をして会いに行く感じですね。

あたりをつけて会いに行くマスコットってハードルめちゃくちゃ高くない…?なんて思ってたら10年経ってました。もっと強い気持ちを持たないとだめですね。

 

いや、でも今回行って良かった。ああ、かわいかった。これからも応援してます。 

 

 

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 ちば犬に会った後は本当に嬉しくて、海へ行き思いを馳せました。

 

ありがとうございました。

「何の形でしょうか?」花火を当てにいきたい

先日、千葉市民花火大会(幕張ビーチ花火フェスタ)へ行ってきました。

千葉といえばこちらの花火大会。毎年楽しみにしております。

 

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今年もめちゃくちゃ良かったです。

 

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こういうド派手な花火も感動的で良いのですが、私のお気に入りは、合間に打ち上がる地味な花火です。特に何かを模してる系花火が熱い。

 

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例えばこういうの。これは流れ星ですね。

この「何の形でしょうか?」と言わんばかりの花火、好きなんですよね。クイズ的な楽しさというのでしょうか。

すぐに消えてしまうので、瞬時に正体を見抜かなくてはいけない緊張感もたまりません。

 

 

それでは今年も「何の形でしょうか?」花火が豊作だったので、色々貼っていきたいと思います。

 

 

 

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ハートですね。かわいい

 

 

 

 

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ハート別バージョン

 

 

 

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お花でしょうか、カラフル

 

 

 

 

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パイナップル。初めて見ました

 

 

 

 

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チーバくん

チーバくんの登場で会場は一気に湧き立ちました。

 

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このシルエットを表現する技術すごい

 

 

 

 

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これは何でしょうか。

 

 

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蓮の妖精、ちはなちゃんでした。

「ニコちゃんマークだ」って会場から声が聞こえてきたけど、君だよね、ちはなちゃん。

 

 

 

 

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でも君は誰なんだ。

会場の誰ひとり正解を知らないので、「え、なに今の?」「キノコ…?」「分かんないけど人っぽかったね」などざわつく雰囲気も好きです。

 

 

 

 

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これは私です。

 

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花火になって嬉しかったです。

 

 

 

 

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カエル。色も形も完璧!

 

 

 

 

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これ何だか分かりますか?

 

 

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ドラえもんの顔面でした。顔のパーツだけを花火に?!という驚きがありました。

 

 

 

 という感じで、今年も楽しい花火大会でした。

 

 

 

 

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(↑去年の花火大会)

今年はなかったので残念でした。来年は復活してほしい

食べづらい食べ物は食べがいがあっておいしい

私はベーグルが大好物です。

ベーグルの中でも一番好きなのは、ニューヨークタイプのハードなベーグルでございます。

 

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大きさ、そしてギチギチに詰まった生地の噛みごたえがたまりません。

半分くらいまで食べた辺りでアゴが痛くなります。カッタイです。うまいうまい、アゴ痛い、つらい、でもうまい、という感じに必死に食らいつきます。これがやめられません。

この感覚にハマるのには理由があって、簡単にいうと、

食べづらい分、集中して食事に取り組めること。食材の味をしっかりと味わえるところにあります。

「食べづらい=食べがいがある=おいしい」という理論です。

 

 

  

今まで食べたベーグルの中で、もっとも食べがいを感じたのは、こちらのベーグルでした。

 

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野菜をめちゃくちゃ挟んだサンドです。

ヘルシーなのに乱暴で、乙女心をかき乱す厚み。最高でした。

最後は野菜汁でぬろんぬろんの手になりましたが、食後の達成感がすごかったです。

 

 

 

厚みのある食べ物は分かりやすく食べづらいので、率先して食べます。

 

 

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こちらはポタスタというサンドイッチ屋さん。最近、店舗が増えてきて嬉しい。

 

 

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レタスとスクランブルエッグのサンドイッチです。

ただ持ってるだけで握力を削っていく厚み。最高です。

正面からかじろうとすると、レタスが自分の目のくぼみにフィットしてしまうので、側面から少しずつかじりました。

工夫を凝らしじっくりと食べることで、よりおいしく感じました。

 

 

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このお店のサンドイッチは他もまん丸でかわいらしいです。これ一番好きなやつです。

 

 

 

 

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東京タワー内モスバーガー限定の14段バーガー

 

 

 

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この高さ。見事にタワーを体現しておられる。素晴らしいです。

 

 

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このまま放ったら魔球でも投げられそうな必死の握りをご覧ください。

 

 

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正面から真っ向勝負を仕掛けたのですが、ひと口目は上段のバンズのみ、ふた口目は下段のバンズのみ口に入っただけで終わりました。

3口目から付属のフォークで普通に食べました。

「ふふ…無理無理…」とニヤニヤしながら食べるのもまた一興です。

 

 

 

 

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サブウェイでエビ好きにはたまらないサンドイッチを見かけました。

 

 

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エビはたっぷりと15匹も入ってるようです。

 

サブウェイで「エビを限界までトッピングして下さい」と注文したらこうなった | ロケットニュース24

 

そういえばロケットニュースで↑の記事を見て当時興奮したのを思い出したので、私もエビ限界サンドをやってみることにしました。

 

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さらに15匹足し、30匹で編成されるエビの集合体

 

 

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こぼれエビを前に私もこぼれニヤニヤ

 

 

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一瞬でも油断するとエビがポロリします。ポロリは良いものです。興奮します。

味はエビでした。というか他の食材の味がほぼゼロに等しかったです。エビは強い。

「私は今、巨エビを頭から丸ごと吸っている」という感覚になり最高でした。

 

 

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食後の巨大エビフライ 

 

 

 

 

 

 たまに自分でも食べづらい食べ物を作ります。

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 作る過程でムラムラしてしまい、その場ですぐ食べてしまうのはやめたいです。

 

これからも食べづらい食べ物をどんどん食べていきたいと思います。

ありがとうございました。

3人で恋のパワースポットへ行ったら自分以外の2人が良い雰囲気になった

先日、友人と3人で日帰り旅行に行ってきました。

とても楽しかったので旅の記録をここに残そうと思います。よろしくお願いします。

 

 

 

それでは思い出を綴る前にふんわりとメンバーをご紹介いたします。

 

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友人A:2日前に彼女と別れ、その日は1人でウィスキーをあおりベロベロに酔っぱらうという漫画みたいなことをする。傷ついている。

 

 

 

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友人B:数年ごしの叶わぬ恋をしている。どうにも諦めがつかず後はフラれるのを待っている状態とのこと。傷ついている。

 

 

 

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私:ナンパで有名な橋で落書きの写真を撮っている最中に、アラブ系の男性に声をかけられ身の危険を感じたが、「橋の景色とオレをイーカンジに撮ッテクレ!」と言われ写真を撮ってあげたら、そのまま何事もなく去っていったアラブ系の男性の背中を見て、ナンパ待ちをしてたわけでもないのに強い孤独感に襲われた。傷ついている。

 

 

そんな傷ついた者たちが集まれば、どこか遠くの地へ逃避行したくなるのはごく自然なことです。

そこで今回向かった先は箱根でした。

なぜ箱根を選んだかというと、理由は簡単、箱根には恋愛成就で有名な神社があるからです。「恋愛 パワースポット」という検索ワードでたどり着きました。

それほど私たちは傷だらけだったんです。キラキラ女子旅みたいなスポットを求めるほどに。

 

 

 

 

★恋愛パワーを授けてくれる箱根神社

 

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箱根神社入口にて。見た目はキラキラ女子旅感ゼロなのが救いです。

 

 

 

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恋愛パワーをあやかるぞ!と意気込みを胸に神社をお参りしました。

ただ驚くほどスピーディーにお参りを終えました。無人レジのようにスムーズに。

ご利益を授かりたい割に誰も神社仏閣に造詣の深い者がいなかったんです。すみません神様。

 

 

 

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神社の境内から芦ノ湖方面へ下ります。

下りた先に人だかりが出来ているのが見えました。どうやら有名なスポットがあるようです。

 

 

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朱色の美しい鳥居が出迎えてくれました。湖のほとり、というか足の部分は湖に浸かっていて神秘的な出で立ちです。

これは大層なパワーがあるに違いない!そう踏んだ私たちは記念写真を撮ろうと、順番待ちの列に並びました。

 

 

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待ち時間の雑談タイム。

「男性同士で手をつないだらどういう感情になるのか?」という質問に、「プロレスでやるフィンガーロックみたいな組手なら何とも思わない」と実際にやってみせる友人たち。

このような甘酸っぱい写真が撮れたことを彼らは知らない。

そうこうしてる内に写真撮影の順番が回ってきました。

 

 

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無事、微妙な距離感の写真が撮れました。やったー!

 

 

 

神社の境内にあるうどん屋さん前で顔ハメパネルを発見しました。

顔ハメパネルは旅の醍醐味。もちろんハメます。

 

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「撮って!」とお願いしたら、1人でハメることになりました。なんで?

顔を出す穴、合計3つ開いてるけど…? 

 

 

 

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その後、2人でハメてました。なんで?

 

 

 

 

★キラキラまぶしい広大な芦ノ湖

 

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箱根神社から芦ノ湖周辺を歩きました。穏やかで澄んだ水面に心が洗われるようです。

 

 

 

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このあと突き落すフリをして、もぉ~!のやつをやります。

お付き合いしてる人たちがやるやつです。なんだこのキラキラした時間。楽しい。

 

 

 

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死んだ魚を見つめるキラキラした2人

 

 

 

 

★箱根を見下ろす絶景スポット★

  

芦ノ湖を出発し、芦ノ湖スカイラインをドライブしました。

 

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芦ノ湖スカイラインは湖西側の峠を縦断する眺めの良い道路です。 

 

途中、車から降りて箱根の景色を眺めることに。

 

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良い!

 

 

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ソフトクリームも良い!どうしてこんなにも絶景とソフトクリームは合うのでしょうか。きれいだよ。

 

 

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ヤギもいました。一匹だけ。人に馴れているのか大人しくて可愛かったです。

 

 

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ツノに直接注意書きを…!

 

 

 

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ああ…!ソフトクリームが浮いてる…奇跡よ…!

 

と夢中で写真を撮っていると、気づけば私1人。友人2人の姿がどこにも見当たりません。

 

 

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私がヤギとか浮かびソフトを見ている間に、友人2人は小高い丘の上で景色を楽しんでいたようです。

ねぇ、ヤギとか浮かびソフトあったけど見た?ねぇ。

 

 

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激しい傾斜に肩で息をしながら、登ってきた道を振り返ると絶景が広がっていました。

左側に見えるのが芦ノ湖ですね。右側の屋根がヤギとソフトクリームの建物です。

 

  

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良いですね。天気も最高。

 

 

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私が絶景を噛みしめて間もなく、丘を下り始める2人。 

 

 

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ちょっと待って

 

 

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まだ登りで息が上がって、ちょっと待って

 

 

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大自然でまかれたら命に係わるから待って…!

 

 

 

 

 ★火山ガスに包まれた幻想的な大涌谷

 

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最後の目的地は大涌谷でした。

ガス噴出口までの散策路は安全のため封鎖されていましたが、遠くから眺めても剥き出しの山肌は迫力満点です。

 

 

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どうしてこんなにも絶景とソフトクリームは合うんでしょうかね。本当に。

濃厚なタマゴ風味のソフトクリームめちゃうまでした。

 

 

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私が景色やソフトクリームを見てる間に、記念撮影タイムに突入している友人2人を発見しました。

 

 

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なんか試行錯誤して色んなアングルで撮ってる。

 

 

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全く終わる気配のない撮影タイムに腹が立ってきたので、他人のふりをして後ろに映り込んでやりました。

 

 

 

 

★楽しかったね箱根旅行★

 

箱根の大自然に触れ、3人の傷ついた心はすっかりリフレッシュしたのではないでしょうか。楽しかった!

 

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もしも友人2人が付き合いだしても、快く応援したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

箱根から都内へ戻ってきて友人2人はラーメンを食べて帰る雰囲気だったので、私は1人でパンケーキを食べに行こうと思ったのですが、なんと私に合わせて着いてきてくれました。

 

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キラキラ女子旅の打ち上げは可愛いカフェで。

ラーメン食べようとしてたのにごめんね。こんな風にブログにも書き綴ってごめんね。

また行こうねキラキラ女子旅。

 

 ありがとうございました。

短冊の欲望を受け止めたい

今日は七夕です。いかがお過ごしですか、もうお願い事の短冊は飾りましたか?

 

ところで七夕ってどうしてお願い事するんですかね。そもそも誰がお願い事を聞いてくれるんでしょうか。どこかの神様?

気になったので七夕の成り立ちについて調べてみたのですが、中国の伝記→日本なりにアレンジ→ついでに地方の神様も祀っとこ!という色々な要素の混ざった複雑な事情のようです。

短冊いじりの前フリに使お~っと位の軽い気持ちで調べて後悔しました。いやもう話長くて。

 

とりあえず簡潔に七夕の願掛けについてまとめると、

★織姫と彦星が無事会えるよう祈る

★織姫へ習い事や技術の上達をお願いする

★自然の神様へ豊作祈願をする

ということらしいです。何でもお願い事すれば良いってもんじゃないんですね。

 

でも個人的には七夕は何でも好きなようにお願い事をしてほしいと思っています。

なぜかというと、ストレートな思いをぶつけた短冊を見るのが好きだからです。特に欲望まる出しのとか最高です。

例えばこういうの。

 

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いっぱい欲しいもんね、お金って。

プロセスは分かんないけど結果(お金)は欲しい。よく分かります。

 

 

 

 

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このくらい直球だと清々しいですよね。いくら?大せいはいくら欲しいの?

雰囲気的には500円玉でめちゃくちゃ喜んでくれそう。大せいかわいい。

 

 

 

 

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やられました。「お金がほしい」じゃなくて「金持ちになる」。

金持ちという職に就けばお金は後からついてくる、ということでしょう。

「早く」というところにも強い意志を感じます。ストレートながら隙のない願いに感動しました。

 

 

 

  

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お金と同じくらい多い恋愛系のお願い事です。甘酸っぱくて良いですね。

どうかこの彼にかわいい彼女ができますように。 

 

 

 

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お付き合いがゴールじゃない。とにかく男を斬りまくりたい。そしてその勲章をくれ、と。

格が違いすぎてかっこいいとすら思ってしまいました。私もいつか言ってみたい。

 

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とりあえずさっきの人をスカウトすれば多分みんなハッピー。

 

 

 

 

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願いは願いでも嘆願もアリみたいです。 坊主よっぽど嫌なんでしょうね。

坊主じゃなければ良いっていう理論なら、結構叶いやすいお願い事のような気がします。がんばって頭髪を死守してほしい。

 

 

 

というように己の欲求をぶつけた短冊は、日本中にわんさか存在してるわけです。

織姫、彦星、どこかの神様も大変かと思いますが、手分けしてどうにか叶えていただきたいですね。

 

 

 

では最後に、お願い事ではないけどとても良かった短冊で終わりたいと思います。

 

 

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用事ないのに連絡してくるタイプ

 

 

ありがとうございました。